サービス管理責任者
サービス管理責任者に必要な実務経験証明書とは?発行依頼時の注意点も解説

サービス管理責任者の実務経験証明書について発行・申請方法や注意点を解説

サービス管理責任者に必要な実務経験証明書とは?発行依頼時の注意点も解説

サービス管理責任者(サビ管)の資格を取るには、指定の施設や事業所における一定の実務経験が必要です。

実務経験証明書とはその名のとおり具体的な実務経験を明らかにする書類であり、主にサービス管理責任者研修を受講する際や施設・事業所に配置される際に提出が求められます。

この記事では、サービス管理責任者の実務経験証明書とはどのような書類なのか、記載される内容や発行時の注意点とあわせて解説します。

チャレンジド・アソウ 広島事業所 /
チャレンジド・アソウ 大阪事業所 /
チャレンジド・アソウ 新大阪事業所 管理者
サービス管理責任者

監修:池田 倫太郎

株式会社チャレンジド・アソウ
立ち上げの中心メンバー。
就労移行支援事業、就労定着支援事業、
特例子会社の運営を行う。

サービス管理責任者の実務経験証明書とは

サービス管理責任者の実務経験証明書とは

サービス管理責任者を目指し研修を受ける方、サービス管理責任者としての業務に就く方は、施設や事業所に発行してもらう「実務経験証明書」が必要となります。

ここでは、サービス管理責任者に必要な実務経験証明書の概要についてご紹介します。

サービス管理責任者になるには実務経験が必要

サービス管理責任者として働くには資格を取得する必要があり、その資格要件として定められているのが「実務経験」と「研修」です。

サービス管理責任者研修を受けるには、指定の障害福祉サービス事業や生活支援事業、介護施設などにおいて、以下の実務要件を満たす必要があります。

業務内容 必要な
実務経験年数
基礎研修の受講に
必要な実務経験年数
相談支援業務 5年以上 3年以上
直接支援業務 8年以上 6年以上
有資格者による
直接支援業務
5年以上 3年以上
国家資格等による支援業務
(3年以上従事)
3年以上 1年以上

実務経験証明書は、上記の実務要件を満たしていることを証明する書類です。証明書が必要な場合は施設や事業所に依頼し、証明権限がある人に発行してもらいます。

サービス管理責任者の他に、児童発達支援管理責任者として働く際にも提出が求められます。

実務経験証明書は研修・配置の際に届出する書類

実務経験証明書が必要になる場面は、サービス管理責任者研修を受けるときや、サービス管理責任者として配置されるときです。

実務経験証明書を届出することで、働いていた施設・事業所の名称や種別、従事内容、従事期間などを証明できます。

サービス管理責任者になるには一定の実務経験が必要なため、研修や配置の際は多くの場合に実務経験証明書の提出が求められるでしょう。

研修受講時は証明書の提出が不要な地域も

サービス管理責任者研修を受講する際、地域によっては実務経験証明書の提出が求められない場合があります。

一例として兵庫県では、研修受講における実務経験の確認は「個人の申告」とし、実務経験証明書の提出は必要ないとしています(サービス管理責任者として配置される際には必要)。

研修受講の際に実務経験証明書を必要とするかどうかは地域によって異なるため、各自治体や研修事業者のホームページで確認しておきましょう。

実務経験証明書の記載内容

サービス管理責任者の実務経験証明書に記載される内容の一例は次のとおりです。

  • 施設または事業所の名称・所在地
  • 事業種別(生活介護、共同生活援助、就労継続支援A型・B型など)
  • 業務内容(相談支援業務 or 直接支援業務)
  • 具体的な業務内容(記述)
  • 業務に関する資格
  • 従事期間
  • 従事期間のうち業務に従事した日数

実務経験証明書の書式は一律ではなく、基本的には各自治体が独自のフォーマットをホームページ上で公開しています。

証明書が必要なときは、各自治体や研修事業者のホームページから書式をダウンロードして使用するのが一般的です。

サービス管理責任者の実務証明書を発行依頼するときの注意点

サービス管理責任者の実務証明書を発行依頼するときの注意点

サービス管理責任者の実務経験証明書は、実際に働いていた施設や事業所に発行をお願いする書類です。

ここでは、実務経験証明書を発行依頼するときに注意すべき点をまとめています。

証明書は必ず施設・事業所に記入してもらう

実務経験証明書は自分で記入することはできず、必ず施設・事業所にて証明権限がある人(法人の代表者、施設長・事業所長など)に発行依頼する必要があります。

また、証明書には個人印ではなく、施設・事業所の印鑑を使用します。

勤務先が複数ある場合

研修受講資格を確認するための実務経験証明書においては、施設ごとに証明書の提出を求める自治体もあれば、現施設が過去の実務経験もまとめて記入し、前施設の証明書は不要とする自治体もあります。

こうした判断は自治体によって異なるため、あらかじめ自治体や研修事業者のホームページでよく確認しておきましょう。

なるべく自治体指定の最新書式を利用する

サービス管理責任者の実務経験証明書は、なるべく各自治体が指定する書式を使ってもらいましょう。

自治体指定の証明書の内容を網羅していれば指定以外の書式でも認められる場合がありますが、記入漏れを防ぐためにも初めから自治体指定の書式を入手しておくことをおすすめします。

また、過去の様式がインターネット上に残っている場合もあるため、自治体や研修事業者のホームページで公開されている最新版をダウンロードするようにしましょう。

まとめ

サービス管理責任者研修を受講する際やサービス管理責任者として配置される際には、施設・事業所にて従事していた業務やその期間を証明する「実務経験証明書」が必要です。

実務経験証明書は施設・事業所で証明権限を持つ人が発行する書類であり、自分で記入することはできません。

勤務先が複数ある場合は施設ごとに証明書の提出を求める自治体が多いため、証明書が必要になったときは早めに発行依頼することをおすすめします。

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