障害を持った方が社会に出て行く際に就労移行支援制度を利用し、ビジネススキルやビジネスマナーを学び、就職活動のサポートを行ってくれるのが就労移行支援事業所です。
就労移行支援制度には様々なプログラムが用意されていますが、その中でもパソコンを使ったプログラムは実践的なスキルが学べるので非常に人気。
今回はこの記事を監修しているチャレンジドアソウの行っているパソコンを使った講習(プログラム)の内容や最近人気になっているプログラミングの就労移行支援についてご紹介していきます。
チャレンジドアソウのパソコン講習をご紹介
今回は例としてチャレンジドアソウの大阪事業所、新大阪事業所で行われているパソコンを使ったカリキュラムの中身をご紹介していきます。
チャレンジドアソウで実際に行われているパソコンを使ったカリキュラム
- ワードやエクセルの基本操作のレクチャー
- 情報処理検定も目指すことができるビジネスパソコンスキル習得
- MOS(Microsoft Office Specialist)検定の対策
- 事務作業にも役立つパソコンを使った実践
どれも人気のカリキュラムですが、それぞれの中身を見ていきましょう。
ワードやエクセルの基本操作のレクチャー
まずはパソコンに慣れることが大切。チャレンジドアソウでは日報などもパソコンを使ってデータ入力を行います。
パソコンは利用者一人一人に用意され、就労移行支援サービス中であれば、好きな時に使用することができます。
文章を作るのはワード、日報などを記入するのはエクセルと使い分け、慣れていくことによりパソコンへの親しみや抵抗感がなくなり、この後のビジネススキル習得が楽になります。
就労移行支援事業所に通われる方の大半はパソコンを使ったビジネススキルは未習得の状態です。
通所される際にパソコンスキルがないからと言って臆する必要はありませんのでご安心下さい。
情報処理検定も目指すことができるビジネスパソコンスキル習得
情報処理検定とは就職の際にも履歴書に書くことができる実践的な資格。
日本語ワープロや文章デザイン、表計算、プレゼンテーション作成などワンランク上のパソコンを使ったビジネススキル習得を目指したい方におすすめのカリキュラムです。
スキル習得のためには主に富士通のFOM出版のテキストを使用し、わからない点や難しい箇所はスタッフが一人一人に丁寧にお答えします。
MOS(Microsoft Office Specialist)検定の対策
MOSはMicrosoft社が販売しているOfficeソフトの扱いができることを証明する認知度の高いビジネス資格です。
特に新大阪事業所にはMOSのスペシャリストがいるので、MOS資格を取得して就職に役立てたい!とお考えの方が資格取得に向けてパソコンスキルを毎日磨いています。
事務作業にも役立つパソコンを使った実践
そのほか、就労移行支援事業所内にて実践的なパソコンを使った作業トレーニングも行われています。
例えばデータ入力などの基本的なものから名刺データのエクセルへの転記、顧客データの管理、パソコン入力されたデータの校閲、アンケート回答のデータ化などです。
また会社情報など、データ入力の際やデータベース化する際に不足している箇所があれば、インターネット検索を行い情報収集も行います。
これはインターネット閲覧とは違ったスキルで、正しい情報を正しく検索する必要があるので、トレーニングが必要です。
Webデザイン制作やプログラミングに関して
近年のIT化の流れを受け、パソコンスキルの中でもWebデザインやプログラミングスキル習得へのニーズが高まっています。
2020年9月現在、チャレレンジドアソウではWebデザインやプログラミングのカリキュラムはご用意していませんが、将来的に導入していく予定です。
詳しくはチャレンジドアソウまでお問い合わせください。
未来はプログラミングのスキルを就労移行支援事業所で身につけることが出来るようになり、就職する際にエンジニアとしてキャリアを築くことが出来るかもしれません。
就職につながる実績ある就労移行支援事業所を選ぶことが大切
このようにパソコンスキル、特に事務系の就職に有利なビジネススキルを習得するためのカリキュラムが充実しているチャレンジドアソウ。
このように事務系のパソコンスキルに関するカリキュラムが充実している就労移行支援事業所の展開は実はかなり全国でも少ないです。
パソコン系のスキルを身に付けたい!という方はぜひチャレンジドアソウのご利用をおすすめしますが、実はカリキュラムの充実と同じく非常に重要な要素があります。
それは実際に就職につながるサポートをあなたが受けられるか、ということ。
就労移行支援の最大の目的は一般企業への就職を果たすこと
パソコンを使ったビジネススキルが幾ら身についても、就職・転職に役立たなくては就労移行支援制度を利用する意味がなくなってしまいます。
あくまでも就労移行支援事業所を利用することの目標は一般企業や会社への就職を成功させること。
就労移行支援事業所選びには以下のポイントをチェックするようにすると良いでしょう。
- 就職率が公開されており、高い数字であるか
- カリキュラムが充実しているか
- 実習先などが充実しているか
- 会社として丁寧な対応をしてくれるか
これらは就労移行支援事業所選びにおいてどれも非常に大事なポイント。
問い合わせの際には上記ポイントを必ずチェックしたり、見学の際に質問をするようにしましょう。
中には非常に就職率が低い事業所や訓練カリキュラムを利用の際に質問をしてもきちんと教えてくれない、実習先が自分の希望する業種とマッチしていないなどの問題ある事業所もあります。
このような事業所を選んでしまうと就職先に非常に苦労してしまいます。
就労移行支援事業所の空気感を感じることも非常に大切ですし、無料ですので必ず見学に行くようにしましょう。
就労移行支援事業所、チャレンジドアソウでは無料の見学やパソコンを利用した体験も可能
その点、チャレンジドアソウは非常に高い就職率、そして3年以上の職場定着率が90%を超えるなど利用者の希望を実現する実績が豊富。
また豊富な実習先を利用者一人ひとりの特性や希望に合わせて用意することも可能です。
またパソコンを利用者一人一人にご用意し、スタッフも非常に経験豊富。
これから就労移行支援事業所を利用したいとお考えの方は是非一度チャレンジドアソウにお問い合わせの上ご見学ください。
プログラミングの就労移行支援・求人について

これまでも今も就労移行支援サービスのパソコンスキルと言えば、上記でご紹介してきたようなExcelやWordといった就職後の仕事で役立つスキルのことを一般的に指します。
ですが、ここ数年で新たに就労移行支援サービスのパソコンスキルとしてプログラミングやWebデザイン制作のスキルを習得できるようになってきました。
特にプログラミングは障害を持っている方との相性も良く、プログラミングスキルを活かして企業のエンジニアとして活躍される方が少しずつ出てきています。
プログラミングの特徴としては、就業しても対面業務が少ない、対面コミュニケーションが少ないので、コミュニケーションが苦手な方でもプログラマーとして在宅で仕事をできることもあるので、柔軟な働き方が可能です。
在宅で業務が出来る業種・職種というのはまだまだ少ないので、こういった仕事環境も相性が良い一因。
プログラミング対応の就労移行支援事業所を利用する料金
現在、数は少ないですが徐々にプログラミングをはじめとしたITスキルに特化した就労移行支援事業所が増えてきています。
プログラミングやWebデザインなどのITスキルを学べるだけあって利用料が気になるかもしれません。
結論は、「通常の就労移行支援事業所の利用料金と同じ」です。
中には、国や自治体から認定を受けてないサービスもありますので、そういった場合は無料でなく受講料金が発生する可能性があります。
それ以外の、認定を受けているプログラミングスキル対応の就労移行支援事業所は、チャレンジドアソウ等のほとんど無料で利用できるサービスと同じ料金感。
チャレンジドアソウではまだ未対応のプログラミングやITスキルの分野ですが、今後ニーズにあわせてプログラミングやWeb制作に対応した在宅トレーニングを実施していくかもしれません。
とは言え、いきなりプログラミングスキルを習得するのはかなり難易度が高いので、まずはPCに慣れるという意味も兼ねて、基本的なPCスキルから学んでいくことをおすすめいたします。