障害者の方の就労移行支援
上肢・下肢・体幹機能障害の方が利用できる【就労移行支援サービス】とは

体幹機能障害のある方の仕事内容や就職におすすめの就労移行支援についてご紹介

体幹(頚部・胸部・腹部および腰部)部分の骨格や関節への障害によって、姿勢の保持などが困難となった状態を「体幹機能障害」といいます。

体幹機能障害を患っている場合は、上肢または下肢との重複障害を持っているケースが多く、日常生活や仕事において様々な支障をきたします。

この記事では、体幹機能障害の概要と、障害を持つ方が就職活動を行う際に利用できる就労移行支援事業所などのサポート機関を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

体幹機能障害とは?一般的な症状・治療法などを紹介

まずは、体幹機能障害の原因や症状・治療法などの基本情報を詳しく見ていきましょう。

体幹機能障害の原因

体幹機能障害とは、体幹(頚部・胸部・腹部および腰部)部分の異常・損傷などによって、日常の動作や姿勢の維持などが困難となる障害のことです。

上肢・下肢との重複障害を持っている方も多く、歩行困難な場合には杖や車いすを利用するケースもあります。

体幹機能障害を引き起こす原因は、生まれつきの脊椎形成不全(二分脊椎など)や機能不全によるものと、事故・過労によって障害を負う後天的なものがあります。

体幹機能障害の種類

体幹機能障害は、申請によって身体障害者手帳の取得が可能な障害の1つです。

障害の程度によって1級・2級・3級・5級の等級が付与され、日常生活用具の交付・助成といった様々な福祉サービスを利用できます。

各等級の判断基準となる症状は以下の通りです。

体幹機能障害1級 立位保持・歩行・座る・立ち上がる動作が全てできない状態。コルセットなどの装具によって補助することで、座位の維持は可能になるものの、立位保持については実用性が低い。
体幹機能障害2級 歩行が不可能であり、立ち上がるために解除や杖を必要とする状態。立位・座位を保持できる時間が10分以内の場合で、装具による補助で障害の改善が見込めるケース。
体幹機能障害3級 立位保持・座る・立ち上がるなどは普通にできるものの、歩行能力に障害があり、歩行可能な距離が100m以内の状態。装具による補助で障害の改善が見込めるケース。
体幹機能障害5級 立位保持・座る・立ち上がるなどは普通にできるものの、歩行能力に障害があり、歩行可能な距離が2km以内の状態。装具による補助で障害の改善が見込めるケース。

仕事時における体幹機能障害の課題と対処

次に、体幹機能障害を持つ方が仕事をするうえで直面しやすい課題について詳しく見ていきましょう。

体温調節などの体調管理が難しい

先天的に二分脊椎を患っている場合や、脊髄損傷・頸椎損傷などによって体幹機能障害を患った場合は、自律神経系の機能が失われることで体温調整が困難となります。

そのため、しっかりと水分補給を行っているにもかかわらず熱中症にかかってしまうなど、体幹機能障害とは別の疾病・外傷を引き起こす可能性があるでしょう。

肢体不自由による仕事の制限

体幹機能障害や上肢・下肢障害などの肢体不自由を患っている場合は、障害を持っている部分に負荷のかかる作業を行うことが難しくなります。

特に下肢部分に機能障害が出ている場合は、仕事だけでなく通勤や職場内での移動などに支障が出るため、選べる仕事が限られてしまうこともあるでしょう。

そのため、在宅勤務を認めている仕事や、障害者向けの支援機器・環境整備が進んでいる仕事を見つけることが重要となります。

周囲の気遣いに引け目を感じやすい

肢体不自由の方は杖や車いすを利用することが多く、一目で障害を持っていることが伝わるため、周囲からの配慮やフォローを受けやすいという特徴があります。

しかし、過度な配慮を受けることで負担に感じたり、迷惑をかけていると引け目を感じたりする方も少なくありません。

就職活動を行う際は、障害に対する理解があり、適度な配慮を受けられる企業であるかどうかを見極める能力が必要となるでしょう。

肢体不自由の方が活躍しやすい職種や環境

体幹機能障害にはいくつかの段階があり、また上肢・下肢の状態によっても症状が異なるため、一概にどの仕事が良いとは言えません。

ただし体幹機能障害を持つ方が就職しやすい職種というのは存在するので、ここではそちらを紹介していきます。

障害部分への負担が少ない仕事

体幹機能障害を患っている方は、立位保持や歩行が困難であるケースが多いです。

そのため、事務職やWeb系(デザイナー・プログラマーなど)、またコールセンター業務のように、デスクワークを基本としている仕事がおすすめです。

またデスクワーク系の業務は音声入力やヘッドセットなどの支援機器が充実しており、上肢に障害を持っている方でも対応できるケースが増えています。

在宅勤務が可能な仕事

職場への通勤が難しい場合は、在宅勤務を認めている会社への就職がおすすめです。

新型コロナウイルスの影響もあり、近年では在宅勤務・テレワークを導入する会社が増えています。

前述した事務職やWeb系の業務などは在宅でも対応できるケースが多いため、面接の際などに在宅勤務の可否を確認するようにしましょう。

就職活動を行うときは就労移行支援などのサポート活用がおすすめ

体幹機能障害を患っている方が就職を目指す場合は、就労移行支援事業所などの支援機関の活用がおすすめです。

ここからは、各種身体障害をお持ちの方が利用できる就労移行支援事業所などの機関・サービスを紹介していきます。

ハローワーク

ハローワーク(職業安定所)は、厚生労働省によって運営されている職業紹介事業所です。

一般の方に向けた求職情報の提供をはじめ、障害者向けの求職情報提供や雇用保険の手続きなどを行っています。

就職に関する相談に対応する相談員なども在籍しており、無料のアドバイスを受けることもできます。

地域障害者職業センター

地域障害者職業センターは、障害者に対して職業リハビリテーションを行っている施設です。

各都道府県に設置されており、ハローワークと連携して就職に必要な講習・訓練などを行います。

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターは、障害者に対して雇用・保険・福祉・教育などの関連機関と連携しながら就業支援・指導を行う機関です。

就労面の支援はもちろん、生活面に関する支援や相談業務なども行っています。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所は、障害者が一般企業へ就職するためのサポートを行う通所型の福祉サービスです。

就労移行支援事業所では、就職するにあたって必要となるビジネスマナーの講習や職業訓練、職場見学や実習などを行っています。

全国に約3,300か所の就労移行支援事業所があり、必要性が認められた場合は最大で3年間の通所が可能です。

就職後の定着支援にも対応!【就労移行支援事業所】の特徴

最後に、就労移行支援事業所で行っている主なサービス内容と、肢体不自由などの身体障害を持つ方におすすめの就労移行支援事業所を紹介していきます。

就労移行支援事業所で受けられるサービス

就労移行支援事業所は、体幹機能障害などを患いながらも、障害者枠ではなく一般枠での企業就職を目指す方のための支援サービスです。

就労移行支援事業所で受けられるサービスとして、以下のようなものが挙げられます。

  • 就職したい職業に対応する職業訓練
  • 履歴書の添削・模擬面接などの就職活動サポート
  • 就職・転職に関する相談
  • 障害の特性に合わせた業種の提案やアドバイス
  • 職場実習の環境提供
  • 就職後の定着支援 など

このように、就職に向けた職業訓練や相談だけでなく、就職後の定着支援までを行っているのが就労移行支援事業所の特徴です。

「就職しても続けられるか分からない」「馴染めるか不安」といった悩みを抱えながら就職活動をしている方は、一度就労移行支援事業所の利用を検討してみると良いでしょう。

充実したサービスが魅力の就労移行支援事業所「チャレンジド・アソウ」

当メディアを運営しているチャレンジド・アソウも就労移行支援事業所の1つで、現在福岡・広島・大阪に事業所があります。

体幹機能障害,就労移行支援,障害者雇用,企業,仕事,障害,サービスチャレンジド・アソウの事業所はいずれも最寄り駅から徒歩10分圏内にあるため、長距離の歩行が難しい方でもアクセスしやすいのが魅力です。

また1人1人に合わせたオリジナルの就職プランを組み立てるため、自分のペースでストレスなく就職活動を行うことができます。

チャレンジド・アソウでは、前年度の収入に応じた利用料金がかかりますが、実際には9割以上の方が自己負担なし・無料で利用しています。

金銭面での不安を抱えることなく安心して通所できるケースがほとんどのため、就労移行支援事業所をお探しの方はぜひ一度ご相談ください。

体幹機能障害の方が利用できる就職・就労移行支援まとめ

体幹機能障害をお持ちの方でも、就労移行支援事業所などを活用することで一般企業への就職は十分可能です。

チャレンジド・アソウでは、体幹機能障害の方でも取り組みやすいプログラムを豊富に用意しているので、就労移行支援事業所の利用をお考えの方は一度お問い合わせください。

まずはお気軽にお問合せください。

みなさんに安心してご利用いただくために、チャレンジド・アソウでは事業所見学や体験利用をおすすめしています。
実際にご自身の目で事業所の雰囲気やプログラムを
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※ご家族の方もお気軽に
お問い合わせください。