利用者の体験談
定着者の声『Kさん』

定着者の声『Kさん』

ありのままの自分を見せられるように常に努力をすること。

Kさん(男性)

現在はどんなお仕事をしていますか?

目の不自由な方向けの字幕作成をしています。
今は研修中ですが、映画やテレビの映像で、話されている方の音声を字幕にしています。チーフコーディネーターという立場をいただいていて、他の皆さんの進捗を管理して上司に報告しています。

職場の雰囲気はいかがですか?

職場の雰囲気は非常に良いです。今回の仕事が広島市の緊急雇用という形で、同期入社全員が何らかの障害を持っています。
辛い思いをしてきた者同士ということで、非常に何かを言いやすい・支え合いやすいというのが非常に楽だと思います。上司の方も障害に対して理解があります。

働く上で工夫していることはありますか?

紙に印刷することも書くこともできないので、パソコンでメモを取るようにしています。ゆくゆくは私たちも講師になるので、それに向けて、たとえばほかの人に分かるような形でのデータのまとめ方などの工夫はみなさんされています。

チャレンジド・アソウでの訓練が活きていることはありますか?

訓練所では自分の社会人経験を話すことが多かったので、まとめる力・分かりやすく伝える力が身に着いたと思います。

仕事では私がワンクッション上司との間に置くことになるので、経験について話をしたり・ロールプレイをしたりさせていただいたことはよかったのかなと思います。

会社に求められていることはなんだと思いますか?

決められたアウトプットを出すことが最低限で、そこで創意工夫して如何に自分らしさを出す、ということが必要だと思います。

字幕の研修としては次回が最後なので、そこまでに自分のアウトプットを先方にどう評価していただいているかというところが肝心なのかなと思います。

勤怠は安定していますか?

そうですね、父の不幸で休んだぐらいです。ただし病気からくる勤務中の居眠りはどうにかしないといけないかなと思います。それは部長も気にされていることなので、治療でどこまで変わるかを見ています。

現在の目標や実際に取り組んでいることはありますか?

会社からも進められているITパスポートの資格を取ろうと思っています。2か月ほど電子メールでのeラーニングを行いました。

就職を目指している方へメッセージをお願いします。

自分を着飾っても仕方がない、ということです。ありのままの自分を見せられるように常に努力をすること。

自分を客観的に見る力、自分は何ができて・何ができないか・どんな具合なのかを見つけて、それをちゃんと説明する力をつけることです。

それから訓練所でやっているロールプレイング・アサーションといった会話力の研修は活きると思うので真剣に受けてください。

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