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生活支援員に向いている人はどんな人?仕事の内容・やりがいを解説

生活支援員に向いている人はどんな人?仕事の内容・やりがいを解説

生活支援員に向いている人はどんな人?仕事の内容・やりがいを解説

グループホームや就労支援事業所などの福祉施設で、利用者の支援・相談業務を担っている生活支援員。

この記事では、どんな人が生活支援員に向いている人なのか、またどういったやりがいがあるのかなどを解説します。

生活支援員の仕事内容や給与についてもまとめているので、生活支援員を目指したいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

生活支援員に向いている人は?こんな人は活躍できる!

生活支援員に向いている人は?こんな人は活躍できる!

まずは、生活支援員に向いている人がどんな人なのか、その特徴を見ていきましょう。

また逆に生活支援員には向いていない方の特徴もまとめているので、合わせてチェックしてみてください。

生活支援員に向いている人①:明るく前向きな人

グループホームや就労支援事業所を利用している方は、年齢や障害・難病などによる様々な困難を抱えています。

中でも中途障害の方は、元気だった頃の自分と今の自分を比較してしまい、今の自分を受け入れられない・前を向くことができないというケースも少なくありません。

こうした方々に寄り添い、常に明るく前向きな言葉をかけられる人は生活支援員に向いている人と言えるでしょう。

生活支援員に向いている人②:相手の立場に立って考えられる人

生活支援員は施設の利用者・その家族・職場のスタッフなど、様々な立場の方と接する機会の多い職業です。

そのため、多角的な視点を持ち、場面に応じて目の前にいる相手のことを考えられる人も生活支援員に向いている人と言えます。

また利用者のちょっとした変化や成長に気付ける観察力・洞察力も生活支援員に欠かせない能力の1つです。

生活支援員に向いている人③:問題解決に向けて積極的に動ける人

介護・福祉の現場では、利用者の体調や家族の要望などに応じて、常にベストな選択をしなければなりません。

一度決めた方針を途中で変更するケースも珍しくないため、その都度解決が必要な問題を洗い出し、1つ1つ真摯に向き合う誠実さが求められます。

誰かの責任にして逃げるのではなく、利用者の考えをしっかりと受け止めて、より良い支援策を考えていくことのできる人が生活支援員に向いている人と言えるでしょう。

逆に向いていない人はどんな人?

逆に、以下のような特徴に当てはまる人は、残念ながら生活支援員に向いている人とは言えません。

  • 同じ事を繰り返す・同じことを話す利用者に対して苛立ちを感じてしまう人
  • 人との関わりを増やしたり、コミュニケーションをとったりすることが苦手な人
  • 体力に自信がない人(入浴介助・排泄介助などを伴う施設の場合) など

障害や難病を患っている方は、その日の体調や気分によって態度が大きく変化することも少なくありません。

そのため、「昨日までは優しかったのに、急に攻撃的な発言をするようになった」といった場合に、冷静に対処できるスキルのある人が向いている人になります。

逆に、利用者の言動に一喜一憂してしまう人や、態度が変化した利用者とのコミュニケーションを避けようとしてしまう人は、生活支援員に向いている人とは言えないでしょう。

主な仕事内容・給与などを紹介

主な仕事内容・給与などを紹介

自分が生活支援員に向いている人だと感じた方は、より具体的な仕事内容・給与面などの情報を確認してみましょう。

また生活支援員とよく似た職業である「職業指導員」や「生活相談員」との違いも解説していきます。

生活支援員の仕事内容などを紹介

生活支援員は、主に障害や難病を持つ方の生活面に関するサポートを行う職種です。

グループホームや就労支援事業所などへ入所・通所する利用者に寄り添い、日常生活の介助や服薬管理、人間関係のサポートなどを行います。

担当する業務は就職先の施設によって異なりますが、大まかな仕事内容としては以下が挙げられます。

  • 各種相談・傾聴
  • 三大介助(食事介助・入浴介助・排泄介助)
  • 着替えの介助
  • 服薬・受診管理
  • 居室の清掃
  • レクリエーションの企画・運営
  • 外出支援
  • スキルアップ支援 など

生活支援員の仕事はあくまでも“支援”であるため、あらゆる動作を全てサポートするわけではありません。

利用者ができないことには手を貸しますが、自分でできることに関してはあえて手伝わず、見守るということも生活支援員の大事な役目と言えます。

実は無資格でもなれる

生活支援員として就職・転職を目指すうえで、必須となる資格や要件などの決まりは特にありません。

そのため、生活支援員に向いている人であれば無資格・未経験でも採用されるチャンスが十分にあり、福祉業界で仕事をはじめる場合におすすめの職種と言えます。

ただし、就職先の環境や支援内容によっては以下のような資格・免許を求められるケースもあります。

高齢者や身体障害者への支援業務 社会福祉主事任用資格・社会福祉士の資格
知的障害者への支援業務 心理学・教育学などの修了・
知的障害者の更生援護に関する実務経験
精神障害者への支援業務 精神保健福祉士の資格
就労支援 自動車運転免許(送迎を伴う場合)

職業指導員や生活相談員との違い

職業指導員や生活相談員といった職種は生活支援員と混同されがちですが、実際は以下のような違いがあります。

職業指導員

職業指導員はその名の通り、就業に関する知識・技術の指導を行う職業です。

生活支援員が健康管理や日常生活のサポートを行い、職業指導員が仕事上必要となる技術の習得・向上サポートを行います。

生活相談員

生活相談員は、サービスの利用者やその家族と相談しながら、介護計画書を作成したり、介護士などとの連携業務を担ったりする職種です。

生活支援員が介助を主な業務とするのに対し、生活相談員は利用者の相談対応などをメインとしているのが特徴です。

給料はどれくらい?

厚生労働省が調査した「福祉・介護職員処遇改善加算等の状況について」の結果によると、生活支援員の平均給与額は31万3,943円となっています。

年間の給与総額は376万円以上、賞与額・手当などを加算すると平均年収は450万円程度です。

また入所施設の従業員数別の平均給与額は以下の通り。

40人以下 33万7,256円
41人~60人以下 33万8,911円
61人~80人以下 33万4,530円
81人以上 35万330円

出典:https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/toukei/shogu_tyousa/dl/h30_shousai_03.pdf

なおこの金額はあくまでも平均額であるため、就職先の福祉施設・事業所やこれまでの経験によっても収入は異なります。

およその目安として参考にしてみてください。

生活支援員として働くことのやりがいは?

生活支援員として働くことのやりがいは?

最後に、生活支援員として働くうえでのやりがいについて紹介していきます。

利用者さんとともにステップアップできる

グループホームや就労支援事業所には様々な障害・難病を抱える方が集まりますが、程度によっては訓練を行うことで不自由が改善するケースも珍しくありません。

利用者の方が1つずつステップアップしていく現場に立ち会えるだけでなく、自分自身も新しい発見を経て成長できるため、こうした経験にやりがいを感じられる方は生活支援員に向いている人だと言えるでしょう。

利用者さんから感謝の言葉をもらえる

施設の利用者やその家族は、日々サポートにあたる生活支援員のことをよく見ています。

生活支援員に向いている人は普段から利用者と真摯に向き合い、家族に対しても丁寧に対応することができるため、利用者の方から感謝の言葉をもらえる場合があります。

毎日の業務であっても、改めて感謝されるとやりがいを感じますし、自分が役立っているという誇らしさも感じられるでしょう。

まとめ|向いている人に当てはまると感じた方へ

  • 生活支援員に向いている人は、明るく前向きで、相手の立場になって考えられる誠実な人
  • 生活支援員は資格取得が必須でないため、向いている人なら無資格・未経験の人でも採用のチャンスがある
  • 利用者の方とともに成長でき、また支援に対する感謝の言葉をもらえる点が生活支援員のやりがい

現在はニーズの多様化によって、介護・福祉業界の慢性的な人手不足が続いています。

生活支援員は未経験でもチャレンジできる職種ですので、自分が向いている人に当てはまると感じた場合は、生活支援員としての就職を検討してみてはいかがでしょうか。

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