支援員
生活支援員として働きたい!面接のポイントや志望動機のまとめ方をチェック

生活支援員の面接でよく聞かれる質問をチェック!適性がある人の特徴も解説

生活支援員は、主に身体障害を抱える方の入浴や排せつ、食事の介助といった生活全般の介護支援を担う職種です。

この記事では、生活支援員として働きたいと考えている方に向けて、面接時によく聞かれる質問や志望動機のまとめ方などを解説。

生活支援員に向いている人の特徴もまとめてているので、合わせて参考にしてみてください。

生活支援員に向いているのはどんな人?

まずは、生活支援員として働くうえでどのようなスキルが求められるのか、特徴的なものをいくつか見ていきましょう。

コミュニケーション能力が高い人

生活支援員に欠かせないスキルの1つが”コミュニケーション能力”です。

生活支援員の職場となるグループホームや就労支援事業所には、年齢による不自由や障害に伴う困難などを抱える方が多く通所しています。

こうした方々の気持ちを汲み取り、前を向けるような言葉をかけられる人というのは、生活支援員の適性が高いと言えるでしょう

相手の立場に立って考えられる人

生活支援員は施設の利用者と直接関わる職種であり、必然的に利用者の家族やその他の職員との交流も多くなります。

そのため、生活支援員としての意見だけでなく、それぞれの立場に立って物事を考えられるスキルというのが良好な関係を築くうえで重要になってくるでしょう。

また利用者のささいな変化や成長に気付ける観察力・洞察力なども生活支援員に求められる能力の1つです。

問題解決に向けて積極的に動ける人

介護・福祉の現場では、利用者の体調の変化や家族の要望などを踏まえ、常に臨機応変に対応しなければなりません。

入所時に決めた方針を途中で変更するケースも珍しくないため、その都度利用者の抱える問題を洗い出し、責任を持って1つ1つ解決していく誠実さが求められます

他の職員に任せて逃げるのではなく、利用者と真摯に向き合ってより良い支援策を考えられる人が生活支援員に向いていると言えるでしょう。

協調性・調整力があること

介護サービスの提供は生活支援員が1人きりで行うものではなく、施設の職員が一丸となって取り組むものです。

世話人やケアマネージャー、また第三者機関などと協力しながら問題を解決していく必要があるため、チームとしての協調性・調整力は不可欠と言えます。

逆に、生活支援員に向いてない・面接に落ちる人の特徴とは

以下のような特徴に当てはまる人は、残念ながら生活支援員には向いていないかもしれません。

  • 同じ事を繰り返す・同じことを話す利用者に対して苛立ちを感じてしまう人
  • 人との関わりを増やしたり、コミュニケーションをとったりすることが苦手な人
  • 体力に自信がない人(入浴介助・排泄介助などを伴う施設の場合) など

障害や難病を患っている方は、その日の体調や気分によって態度が大きく変化することもあります。

「昨日まで優しかったのに、急に攻撃的な発言をするようになった」ということも珍しくないため、常に冷静に対処できるスキルが求められます。

利用者の言動に一喜一憂してしまう人や、特定の利用者とのコミュニケーションを避けようとしてしまう人は、生活支援員に向いているとは言えないでしょう。

また能力自体はあるものの、面接時の声が小さい・熱意が感じられないといった理由で面接を落とされる方もいます。

こうした要素は面接の準備をしっかり行うことで改善が見込めるので、次章以降で紹介する面接のポイントを参考にしながら練習してみてください。

面接時に必ず聞かれる“志望動機”のまとめ方

続いて、生活支援員の面接で必ず質問される”志望動機”のまとめ方をチェックしていきましょう。

応募先の施設・事業所を選んだ理由

採用担当者は、履歴書や面接を通して、応募者がその施設・事業所のことを正しく理解しているかどうかを判断します。

「生活支援員として働くだけなら他の施設でも良いのでは?」と思われることがないよう、面接では”なぜその施設を選んだのか”という点を伝えることが大切です。

あらかじめ面接先の施設の経営理念・事業方針に目を通し、その中で魅力に感じた点などを志望動機に結びつけていくとスムーズです。

就職してからの目標や将来像

面接で志望動機を伝える際は、生活支援員という仕事を選んだ理由も組み込むのがポイント。

特に前職が生活支援員でない場合、なぜ生活支援員として働きたいのかを尋ねられる可能性が高いため、事前に答えを用意しておくことをおすすめします。

なお「人の役に立ちたい」など、介護職全般に対して言える内容ではなく、生活支援員だからこそできる仕事に焦点を当てて考えることが大切です。

また生活支援員は、何らかの介護職を経験してきた方がキャリアアップの一環として目指す傾向のある職種です。

そのため、自身がイメージする将来像なども面接の中で伝えられるようにすることで、より志望動機の具体性が増すでしょう。

これまでの経験やそれに基づくスキル・強み

すでに生活支援員としての勤務経験がある場合や、その他の介護職を経験している場合は、過去のキャリアの中で印象に残っている出来事を志望動機に盛り込むのもおすすめです。

また利用者さんに感謝された出来事や、問題解決のために尽力した経験などを伝え、生活支援員に求められるスキルが身についていることをアピールするのも良いでしょう。

介護職未経験の方の場合は、これまでに取得した資格や他業種での経験・身についたスキルなどを面接時に伝えてみるのがおすすめです。

生活支援員の面接でよく聞かれる質問をチェック

ここからは、生活支援員を目指す方が面接時に聞かれることの多い質問をいくつかご紹介していきます。

前職を辞めた理由

前職で何らかのトラブルを起こしていないか、また入社後に同様の理由で辞める可能性がないか、といったことを確認するために、面接で退職理由を質問してくる施設は少なくありません。

このとき、例えば人間関係のトラブルや施設の待遇の悪さなどが理由であったとしても、それをそのまま面接で伝えることは避けるようにしましょう。

前職に不満を感じたきっかけや原因を整理し、”スキルアップ”や”新しいチャレンジ”などの前向きな言葉に置き換えながら志望動機に繋げていくのがおすすめです。

残業・夜勤が可能かどうか

生活支援員は利用者・家族との面接や面接内容の報告、他の職員とのミーティング、イベントの準備など様々な業務を担当することになります。

利用者の都合で面接の時間が遅い時間帯になったり、終業後に施設の飾り付けを行ったりする場合には残業が必要となるため、こうした調整が可能かどうかについても面接時に確認されることが多いでしょう。

もし、どうしても残業が難しい場合は、面接の時点で理由と合わせて正直に伝えることが大切です。

残業できないにも関わらず、面接時に残業ができると嘘をついてしまうと、採用後のトラブルにも繋がるので注意しましょう。

いつから働くことができるか

面接の時点でまだ別の職場に在籍している方や、引っ越しなどの事情ですぐに働き始めることができない方は、いつから働けるのかを明確に伝えることが大切です。

一般的には、なるべく早くから働ける人が優遇されやすい傾向にありますが、やむを得ない理由がある場合はきちんと考慮してもらえるので、残業の可否と同様、誤魔化さずにはっきりと伝えるようにしましょう。

面接者からの逆質問

面接の最後に聞かれることの多い質問が、「こちらに聞いておきたいことはありますか?」という逆質問です。

職場の雰囲気や働き方などを具体的に確認し、自分の思っている内容とのすり合わせができるチャンスとなりますので、あらかじめ面接での質問を決めておくようにしましょう。

なお「特にない」といった答えは、”熱意が感じられない”と捉えられてしまう要因となるので注意が必要です。

また求人票や事業所のWebサイトに書かれていること、すでに面接内で説明されていることを質問するのも逆効果です。

まとめ

  • 生活支援員には、コミュニケーション能力や問題解決能力、協調性などを持っている人が適している
  • 面接時には必ず志望動機を聞かれるため、応募理由や将来像などを事前にまとめておくとスムーズ
  • 面接では残業の可否や入社時期についても確認されるので、現職の都合などを踏まえ正確に伝えることが大切

生活支援員は特別な資格を必要としない職種ですが、コミュニケーション能力や責任感など、働くうえで欠かせないスキルがいくつかあるのでチェックしておきましょう。

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