「就労移行支援の職場実習って何をするのかな?」と思っている方がいるかもしれません。
就労移行支援ではサービスの一つして職場実習を行っていますが、多くの方は詳細までは知らないのでしょう。
この記事では、就労移行支援の職場実習について、下記のようにまとめてみました。
- 職場実習の内容
- 職場実習のメリット
- 職場実習先の業種
この記事を読めば、就労移行支援の職場実習について理解でき、就労移行支援事業所に通ったときに職場実習を体験したくなりますよ。
それでは、就労移行支援の職場実習について一緒に確認していきましょう。
チャレンジド・アソウ広島事業所
管理者 サービス管理責任者
精神保健福祉士・社会福祉士
監修:中野 富美子
精神保健福祉士として20年経験し、
以前から興味のあった就労移行支援に
チャレンジする事となり現職に至る。
就労移行支援の職場実習に参加すれば就活に有利!
就労移行支援の職場実習を体験すると、就職活動を有利に進められます。なぜなら、職場実習には下記のように様々なメリットがあるからです。
- 自分に適性がある仕事
- 日頃の訓練の目標達成度合い
- 職場実習後の就職活動の明確化
つまり、就労移行支援の職場実習は、就職活動を成功されるための鍵といえるのです。
それでは、就労移行支援の職場実習のメリットを解説する前に、しっかり理解するために実際にどのようなことをしているのかみていきましょう。
就労移行支援の職場実習とはどんなことをするの?
就労移行支援の職場実習は企業へ行って実際の仕事を体験する就業体験です。実習中は事業所スタッフがフォローしてくれるため安心して取り組めます。
企業で実際の業務を経験する
就労移行支援の職場実習では、下記のように様々な仕事を体験します。
- 事務作業:パソコン操作、資料作成、電話応対
- 軽作業:商品整理、箱詰め、清掃
- 農作業:除草、収穫作業、積み込み
- 接客業:接客、食器洗い
- 清掃業:清掃作業、後片付け
これらのように職場実習先の業種によって仕事内容は大きく異なっています。
そのため、何も考えずに職場実習先の企業を決めてしまうと、後でとても後悔することになります。
後悔しないためにも希望の就職先も踏まえながら、就労移行支援事業所のスタッフとよく話しあって職場実習先を決めることが大事です。
また、就業体験をするだけではなく就職活動や就労移行支援事業の訓練に生かせるため、様々なメリットがありますよ。
実習中は事業所のスタッフがしっかりフォロー
職場実習中は就労移行支援事業所のスタッフがしっかりとフォローしてくれるため、安心して仕事に取り組めます。
例えば、職場実習の企業との事前面談だけではなく、実習中も連絡を毎日してくれたり、事業所によっては実習先まで会いに来てくれたりします。
困ったことや体調面などでの相談ができるため、職場実習に専念できるため安心です。
「一人で実習先に行くのが不安」と考えている方がいるかもしれませんが、就労移行支援事業所のスタッフがしっかりフォローしてくれますよ。
就職活動が有利になるメリットが
就労移行支援の職場実習は就労移行支援事業所での生産作業ではないため工賃は発生しませんが、様々なメリットがあるため就職活動や事業所の訓練などに役立ちます。
自分にあった仕事がわかる
職場実習を体験することの大きなメリットは、自分にあった仕事や得意なことがわかることです。
なぜなら、何事も体験することで初めてわかることがあり、仕事も同じように体験してわかることが多いからです。
例えば、下記のようなことは実際に仕事をして初めてわかることではないでしょうか。
- 仕事への適性
- 仕事をすることの喜び・達成感
- 仕事への興味
つまり、職場実習を体験することで多くの気づきが得られ、その後の就職活動を有利に進められます。
目標達成度合いがわかる
職場実習によって、就労移行支援事業所における日頃の訓練の達成度合いがわかることも大きなメリットです。
なぜなら、実際の仕事を経験することで、身につけている知識・スキルがどのくらい通用しているかがわかるからです。
たとえるなら、スポーツにおける練習と試合の関係に近いかもしれません。日頃の訓練が練習で、職場実習が試合です。
実際に就労移行支援事業所のサービス利用者は、事業所で目標を設定して就職に必要な知識・スキルの習得訓練をします。
しかし、それらの訓練がどのレベルまで達しているのかを判断することは、仕事そのものをして初めてわかることが多いといえます。
その仕事の代わりになることが職場実習なのです。つまり、日頃の訓練目標の達成度合いを職場実習によって判断して、不足しているようなら目標を見直してから訓練に取り組めるのです。
実習先の企業とは?
先ほど、就労移行支援事業所の職場実習では様々な仕事を体験できると解説しましたが、実習先の企業にも様々な業種があります。
また、職場実習が充実している就労移行支援事業所を確認する方法としては、事業所見学での確認がおすすめです。
オフィスや工場などの様々な実習先がある
下記のように職場実習先の企業には様々な業種があります。
- 小売業
- 製造業
- 接客業
- 旅行業
- 清掃業
- 農業
- 介護・福祉業
就労移行支援では職場実習先の業種が限定されているわけではありません。
就労移行支援事業所がどのような企業と提携しているかによって、職場実習で行ける企業が決まっています。
興味のある業種で職場実習ができたら意欲を持って取り組めるだけではなく、就職したい業種がしぼられて就職活動がしやすくなりますよ。
事業所見学で実習先を確認する
職場実習で経験できる職種・業種については、サービスを利用前の就労移行支援事業所の見学で確認することをおすすめします。
なぜなら、就労移行支援事業所への請求やインターネットのダウンロードで手に入れた資料だけでは、職場実習についてわからないことが多いからです。
事業所案内の資料はサービス利用希望者が理解できるように、わかりやすく情報やポイントをしぼって作成されています。
そのため、職場実習の有無についての記載はあるかもしれませんが、職種・業種や具体的な企業名までは記載されていないことがほとんどです。
つまり、就労移行支援事業所の見学の段階で職場実習について確認したほうが、事業所選びで成功し就職活動でも成功しやすくなるからです。
ここまで、職場実習の内容やメリットなどについて解説してきましたが、これらの取り組みが充実している就労移行支援事業所とはどこなのでしょうか?次章で詳しく解説します。
チャレンジド・アソウなら就職活動が有利にできる
職場実習が充実している就労移行支援事業所にチャレンジド・アソウがあります。
なぜなら、チャレンジド・アソウは多くの企業と連携しているだけではなく、歴史がある麻生グループのネットワークを利用して職場実習先を開拓しているからです。
職場実習先の企業が多いということは、様々な職種や業種の仕事を体験できる機会が増えるため、サービス利用者の就職活動にとっては大きなメリットです。
実際に小売業や官公庁、自動車関連業、清掃業、旅行業などの様々な業種に、チャレンジド・アソウのサービス利用者が就職しています。
就労移行支援事業所チャレンジド・アソウに通えば、充実した職場実習を体験できるため、就職活動を有利に進められます。
まとめ
就労移行支援事業所の職場実習に参加すれば就職活動を有利に進められます。
自分にあった仕事や目標の達成度合いがわかることで、就職活動がしやすくなったり事業所での訓練の方向性が明確になったりするからです。
職場実習中は就労移行支援事業所のスタッフがしっかりフォローしてくれるため、担当した仕事に集中して取り組めます。
職場実習が充実している就労移行支援事業所に通うことで事業所の訓練そのものも充実したものになるため、就職活動に自信を持ってのぞめますよ。