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適応障害に向いてる仕事と就職・転職するときのおすすめの方法

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適応障害に向いてる仕事と就職・転職するときのおすすめの方法

適応障害の方はもちろん、その他の障害をもっている方の仕事選びは非常に大切。適職を見つけられるかどうかで、就職した後に継続して働けるかどうかにも影響してきます。

しかし、その仕事が適応障害に向いてる、向いてないという判断は自分だけでは難しいもの。また、一見、甘えとも捉えられない適応障害の方の仕事の継続はさらに困難とも言えます。

そこで、このページでは、適応障害の方に向いている仕事について、障害の特徴と併せて一緒に見ていこうと思います。

適応障害のあなたの仕事選びの参考になるかと思いますので、ぜひ実際に働くイメージをしながらご覧ください。

監修:池田 倫太郎

株式会社チャレンジド・アソウ立ち上げの中心メンバー。就労移行支援事業、就労定着支援事業、特例子会社の運営を行う。

チャレンジド・アソウ広島事業所 / チャレンジド・アソウ大阪事業所 / チャレンジド・アソウ新大阪事業所 管理者 サービス管理責任者

目次

適応障害の原因と症状

適応障害とは、ICD-10(世界保健機構の診断ガイドライン)により「ストレス因により引き起こされる情緒面や行動面の症状であり、社会的機能が著しく障害されている状態」という定義がされています。

ストレスが原因といわれている精神障害は複数あり、適応障害もその中の一つと言えます。

適応障害は環境や状態に「適応できないこと」にあり、うつ病や不安症といった特定の診断基準を満たしておらず、他の病気が悪化したものでもない「状態」に付けられる病名とされています。

近年では特に若い年齢層で多く発症していることもあり、企業でも対応が求められ、社会的にも注目され始めています。

仕事における適応障害の特徴とは

では、適応障害の方が仕事をするにおいてどのような面が問題となるのかについて見ていきましょう。適応障害の方の症状の特徴は「精神面」「行動面」「体調面」の大きく3つの面に分けることができます。

精神面

適応障害では、情緒面での症状が多くみられ、仕事中にも漠然とした不安、抑うつ気分、怒り、焦り、緊張、集中力・思考力・判断力の低下などが現れます。

適応障害における抑うつに関しては、精神面が不安定になることで感情のコントロールができなくなるといったことが起こりますが、家事など身の回りの生活は維持できることもあり、うつ病ほどではないと言われています。

就職や転職、再就職した直後などは特に、本人は「早く仕事に慣れなくては」、「早く仕事ができるようにならなくては」、と焦る気持ちはあるものの、不安や抑うつ気分が強くなり、思うように仕事ができない自分を情けなく感じて落ち込んだり後悔したりします。

行動面

適応障害では、仕事の無断欠席・欠勤以外に、自殺行為、飲酒が増える、口論、危険運転、万引き、物を壊す、暴飲暴食、ケンカ、公共物への落書きや規則違反など、攻撃的・衝動的、反社会的な行動が伴うケースが見られます。

こうした適応障害での行動は、職場や仕事になじめないが辞められない・休めない・ストレスの原因から離れられないといった環境的要因からヤケになり、問題行動に発展するケースが多いのです。本来はこうした行動がでる前に、仕事を休職する、辞めるという選択をする必要があります。

体調面

体調面に関して、適応障害の代表的な症状として「不安症状」が体に現れます。

動悸や発汗、めまい、涙もろくなるなどの変化があり、胃腸の不調、倦怠感、不眠、声が出ない、話せない、耳鳴り、偏頭痛、足のしびれ、歩けない等、多岐に渡ります。

適応障害はストレスの原因から離れると症状が改善することが分かっていますが、仕事を休むことができない、辞められないなど、ストレスの原因から離れられない状況下にある際は不安症状が慢性化し、持続的な抑うつ気分、興味・関心の喪失や食欲低下、不眠などの症状が現れることがあります。

適応障害に向いている仕事と選ぶときのポイント

適応障害の方が仕事を選ぶときのポイントとしては、上記で紹介した特徴を回避できる以下のような仕事を探すことです。

  • 不安症状が体に現れたときに休憩することができる
  • 自分にとってのストレスがかからない環境である
  • 休職や休職後の復帰制度が整っている
  • 働き方に柔軟性がもてる
  • 職場に馴染む必要が少ない
  • 一人だけでも行える仕事である
  • ノルマなど、焦る要因が少ない
  • 毎日やることが決まっている同じ仕事である

このように、適応障害を発症した人が就職・転職・再就職するときは、悪化・再発を防ぐため、休職・退職する前と同じようなストレスが発生しない仕事を選ぶことが重要です。

そのためには、就職活動を始める前に、適応障害の自分にとってどんなストレスが症状発症の引き金になるのかきちんと自己分析する必要があります。仕事の内容だけでなく、職場の雰囲気やコミュニケーション方法、体力面などいろいろな視点から検討して自分が何にストレスを感じるのか、その傾向を把握しましょう。

適応障害に向いている仕事

上記のようなポイントを押さえた上で適応障害に向いている仕事をいくつかご紹介したいと思います。必ずしもすべての適応障害の方に向いている仕事というわけではありませんので、あくまでも一例としてご参考ください。

毎日やることが決まっている同じ仕事

  • 工場の作業スタッフ
  • 事務職
  • 営業サポート事務
  • 清掃員
  • 警備員

職場に馴染む必要がない仕事・一人でもできる仕事

  • ライター、WEBライター
  • データ入力業務
  • DTPデザイナー、WEBデザイナー
  • 歩合制の営業職

適応障害に向いてない仕事、苦手な仕事

また、以下のような仕事はノルマやプレッシャーの強い仕事となるので、適応障害の方には不向きな仕事と言えそうです。

  • コールセンタースタッフ
  • ノルマのある営業職
  • 管理職

このように、例えば、営業職でもノルマのある営業職では続かないけど、自分のペースで進められる歩合制の営業職ならストレスを感じることなく仕事ができるなど、自分にあった働き方を見つけるのがポイントと言えます。

就職や転職するときのおすすめの方法

適応障害の方が就職や転職、再就職をするときには以下のようなサービスを利用することで仕事探し、就職、転職がスムーズに進められるのでおすすめです。

ハローワークの専門援助窓口(障害者窓口)を利用する

ハローワークは求人紹介件数が多いため、仕事探しをするにあたって真っ先に思いつく相談先でしょう。ハローワークにはもちろん障害のある方専門の窓口もあります。ハローワークに就職相談する場合は、障害者雇用・一般雇用枠どちらでも、自分の適応障害の症状に合った応募先の相談が可能となっています。

障害のある人を対象とした人材紹介会社を利用する

障害のある人を対象とした人材紹介会社では、仕事内容や職場環境など具体的な情報が豊富であることが多いです。そのため、自分の適応障害の症状とも相性のいい求人を紹介してもらえる可能性が高いと言えます。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつ。就労移行支援では、一般企業への就労を目指す、障害や難病のある休職中、離職中の方が利用できます。精神疾患のある方を支援の対象としている就労移行支援事業所も多いため、適応障害のある人も利用可能です。

就労移行支援とは

就労移行支援とは、障害者総合支援法に規定される障害福祉サービス(自立支援給付)の中の訓練等給付に位置付けられ、このサービスを提供する事業所のことを就労移行支援事業所と言います。

障害があって一般就労したいけど就職が決まらない方、履歴書作成、面接やコミュニケーション等が苦手な方、仕事が長続きせずキャリアが作れない方など、就職に困っている方の就職から定着までをサポートしてくれます。

就労移行支援と同じ障害福祉サービス(自立支援給付)には、就労継続A型事業所(雇用型)と就労継続B型事業所(非雇用型)がありますが、就労移行支援事業所では、「2年間」という利用期間の中で、一般企業に就職しその後の就労継続を目指して支援します。

就労移行支援サービスの具体的な内容

就職を目指すためのトレーニング

適応障害の方が就職して働き続けるために必要なスキルをトレーニングで習得し、自己理解や仕事への理解を深め、職場実習を経て、自分のやりたい仕事、できる仕事を厳選していきます。

就職活動の支援

就職活動をする段階に入ったら、就労移行支援事業所の社員が、履歴書・職務経歴書の添削や、求人票のチェック、面接同行等をおこなってくれます。就職が決まるまでの間ずっと、社員が相談に乗ってくれるため、適応障害の方もストレスをあまり感じることなく就職活動をすることができるでしょう。

働き続けるための就職後の定着支援

就職が決まったら支援はそこで終わりでありません。就労移行支援では就職後もその仕事を続けていけるように仕事への定着をサポートしてくれます。定着支援では、就労移行支援事業所の社員が、適応障害の方の職場で起こったことや困っていること等の相談に応じたり、時には企業と相談したりしてくれるため一人で悩むことなく、ストレスを溜め込むことも少ないといえます。

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