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内部障害とは?周囲の理解・配慮が大切な障害の種類と原因~就職まで

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内部障害とは?周囲の理解・配慮が大切な障害の種類と原因~就職まで

監修:池田 倫太郎

株式会社チャレンジド・アソウ立ち上げの中心メンバー。就労移行支援事業、就労定着支援事業、特例子会社の運営を行う。

チャレンジド・アソウ広島事業所 / チャレンジド・アソウ大阪事業所 / チャレンジド・アソウ新大阪事業所 管理者 サービス管理責任者

目次

内部障害とは

内部障害は、心臓機能障害、じん臓機能障害、呼吸器機能障害、ぼうこう・直腸機能障害、小腸機能障害、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の6つの障害のことで、身体障害者福祉法に定められた身体障害の総称です。

障害等級は、1級・3級・4級があり、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害の場合は2級もあります。

内部障害者の約9割の方は、食事や着替え、排泄、入浴などの日常生活は一人でできており、食事の支度や後片付け、掃除、洗濯などの家事についても8割程度の方が一人でできています。

ですから、内部障害者の方は普通に日常生活が送れていると感じる方も多いですが、ストレスを受けやすかったり、疲れやすいなどの症状は見た目でわかりにくいため周囲の理解を得ることが難しいこともあるようです。

内部障害とはどういう障害で、生活する上でどんなことに困っているのか、必要としているサービスはどんなものなのでしょうか。

内部障害の概要と原因

心臓機能障害

心筋梗塞、狭心症などの虚血性心疾患、弁膜症、高度な不整脈などの疾患が原因で心臓の機能が低下してしまう障害です。

適切な治療としては、手術、薬物療法、ペースメーカーの埋め込みなどを受けることで症状は安定しますが、動悸や息切れ、疲れやすいなど、体力が低下するため、風邪をひきやすかったり、他の病気を併発したりします。

従来のペースメーカーは、一度埋め込むと寿命は5年ほどで、携帯電話などの電磁波がペースメーカーに影響を与えるといわれていました。

しかし、今では機器の精密化によってペースメーカーの寿命は15年から20年に延びており、埋め込んでいる部位から30cm以上離して使えば携帯電話が影響を与えることはないといわれています。

日本では、心筋症は効果のある治療法がないため、心筋症の原因に対する治療ではなく、症状を軽減するための治療で自然治癒能力を高め、治癒を促進する対症療法が中心となりますが、欧米では心臓移植ができるので患者の日常生活は大きく改善されています。

しかし、日本では移植に関する医療は積極的に行われていないうえ、健康保険の対象ではないため、一回の移植に何千万円という自己負担金が生じてしまうためほとんどの方が移植を受けることができないため、心臓機能障害を抱えながら生活しなければならないのです。

ですが、通院や生活管理をしながら適切な治療を継続的に続けている方は日常生活も普通に送っており、仕事をしている方もたくさんいます。

呼吸器機能障害

肺結核後遺症や肺気腫、慢性気管支炎などの疾患が原因で肺呼吸が不十分となり、肺胞内のガス交換が妨げられて起こる障害です。

主な症状は、慢性的な呼吸困難、咳や息切れの症状があるため、常に息苦しい状態が続くため、階段や坂道など呼吸に負担がかかる動きをすることが困難な方も多くいます。

また、たばこの煙や人ごみなど、公衆の場に出ると避けることが難しい状況がたくさんあるため、外出すること自体が難しいという方もいます。

症状を安定させ、改善させる治療法としては、酸素療法、薬物療法、吸入などがあります。ここ数年は、鼻にチューブを入れて、携帯用ボンベから酸素をとりこむ在宅酸素療法を行う人も増えています。

在宅酸素療法を行うことで、日常生活の息苦しさが随分改善されますが、携帯用ボンベを常に持ち歩かなければならないため、見た目の恥ずかしさなどの理由で抵抗を感じている人もいるようです。

呼吸器機能障害者の多くは、病気の進行度合いや体調が急変すること、病気の予後がわからないこと、仕事に就けるかなどの不安や精神的なストレスを感じている方もいます。

腎臓機能障害

慢性腎不全、糖尿病性腎症などの疾患が原因で腎臓の機能が低下してしまうものです。

食事、薬物、運動などの保存療法を適切に行っていて症状が安定している方は日常生活に困難さを感じることは少ないようですが、普通の人より疲れやすいという特徴があります。

保存療法で改善できない症状がある場合には、体調の改善のために人口透析を行うこと必要があります。人口透析は、1回4時間、週に数回行う必要があり、1回の透析に4時間ほど時間がかかりますので、通院が心身の疲労につながることもあります。

また、一回の治療に半日ほど時間がかかるため、仕事を続けながら透析を受けるのが負担となることもあります。

透析は、定期的に受けなければならないので長旅などはできないと思われがちですが、手続きをすれば旅行先の病院で透析を受けることができます。しかし、慣れない所での透析に抵抗がある方が多いため、利用している方は少ないのが現状です。

膀胱、直腸機能障害

脊髄損傷、先天性奇形、炎症性疾患、悪性腫瘍などの疾患が原因で膀胱や直腸の機能低下又は喪失することで排泄機能が妨げられるものです。

排尿と排便のコントロール、ストーマのケア、食事など、生活管理をきちんと行えば日常生活を送ることは可能です。

ストーマとは、人工的に造設した腸内容や尿の排泄孔のことです。ストーマ用装具は身体障害者福祉法で補装具として交付されますが、ストーマを造設したことで精神的ショックを受けている方や性機能障害が起こり負担を感じる方もいます。

排尿と排便のコントロールというのはとても大変なことで、例えば、週に1回下剤を飲まなければならない方であれば、夜下剤を飲むと、下剤のその影響があるため翌日は外出ができません。

オムツを使用しているであれば、1日に数回オムツを交換しなければなりませんので、トイレに時間がかかりますし、外出先では狭いトイレでは交換ができない、オムツを捨てるごみ箱がないなど、困ることがたくさんあるのです。

オムツを持ち歩くことや、便・尿や臭いが漏れるのではないかと周囲の目が気になって不安やストレスに感じる方もいます。

小腸機能障害

クローン病、小腸軸捻転、先天性小腸閉塞症などの疾患が原因で小腸機能の低下又は喪失のために栄養の維持が困難になる消化吸収をつかさどる器官の障害です。

治療法は、食事制限や食事のコントロールが中心となります。

例えば、プリンや豆腐は食べられてもこれ以外の食べ物の食事摂取はできませんので、寝ている間に鼻から管を入れ栄養を落とすことで栄養補給を行います。

口から何も食べることができない完全絶食が必要な人は、栄養素を静脈から直接注入する中心静脈栄養という栄養法を行います。

小腸機能障害は、食生活にかなり制限があるため、外食や宴会などでは食べたくても食べられませんし、人に勧められても断わらざるをえないため、本人の精神的負担はとても大きいようです。

本人が病気のことを相談できる環境や、飲食を強要しない環境づくりが必要なのです。

ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染したことが原因で免疫機能が低下してしまう障害です。

免疫機能が低下するため、ウイルスや細菌などの弱い病原体でもすぐに感染し病気になったり、脳や神経に症状が出たりすることがあります。

HIVは感染力がとても弱いので、体液を通さない限り一緒に生活しても感染することはありませんが、周囲の誤った知識や間違った情報による病気に対しての差別が大きな問題となっています。

平成10年4月から、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)は、身体障害者福祉法による障害認定の対象となりました。

障害者手帳を取得できれば医療費は助成されますし、各種手当の交付を受けれるなど様々な福祉制度を利用することができるのですが、障害者手帳には、住所、氏名はもちろんですが、疾病名、写真などの個人情報が掲載されるので周囲の偏見を気にして申請しない人もいるようです。

病状が安定している方は、薬を定期的に服用し、食生活や日常生活のリズムを管理することで、職場や家庭で普通の生活をすることが可能ですがこの障害の一番の課題としては、周囲が正しい知識を持ち偏見をなくすことでしょう。

名称 概要/配慮してほしいこと
心臓機能障害 【概要】
全身に必要な血液を送り出すポンプの役割をはたす心臓の機能が色々な病気によって低下してしまう状態

【配慮してほしいこと】

  • 階段は避け、エレベーターやエスカレーターを勧める
  • 荷物を変わって持つ
  • 椅子に座ってから話を始める
呼吸器機能障害 【概要】
呼吸器や他の色々な病気により、肺の機能が低下して酸素と二酸化炭素の交換がうまくいかずに酸素が不足する状態

【配慮してほしいこと】

  • 近くでタバコを吸わない
  • 楽な姿勢で話しができるようにし、長時間にならないようにする
腎臓機能障害 【概要】
色々な病気により腎臓の働きが悪くなり体に有害な老廃物や水分を排泄できなくなり、不必要な物質や有害な物質が体の中に蓄積する状態

【配慮してほしいこと】

  • 人工透析のために定期的に通院していること
  • 糖尿病性網膜症により視力が低下していることもある
肝臓機能障害 【概要】
様々な原因によって肝臓の機能が低下すると倦怠感や黄疸、浮腫、あざができやすい、易感染性、食堂・胃の静脈瘤破裂による吐血、意識障害などが生じやすくなる

【配慮してほしいこと】

  • アルコールや症状を増悪させる食べ物を無理にすすめない
  • 感染しやすいため、風邪をひいているときはできるだけ接触を避ける
小腸機能障害 【概要】
様々な原因によって、小腸が広い範囲に切除された場合、小腸の病気によって働きが不十分で消化吸収が妨げられ、通常の径口摂取では栄養維持が困難な状態

【配慮してほしいこと】

  • 感染しやすいため、風邪をひいているときは絶対にうつさないように配慮する
膀胱・直腸機能障害 【概要】
尿をためる膀胱、便をためる直腸が様々な病気のために機能低下又は機能を失ってしまった状態
人工肛門、人口膀胱を造設する方をオストメイトをいう

【配慮してほしいこと】

  • プライバシーには十分に配慮して原因疾患などを聞かないようにする
  • ゆとりのある様式トイレを案内したり、オストメイト対応のトイレを案内する
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫機能障害 【概要】
HIVというヒト免疫不全ウイルスがヒトに感染すると白血球の一種であるリンパ球を破壊し、免疫機能を低下させ、発熱、下痢、体重減少、全身倦怠感などが現れる。特定の病状が現れた時、エイズ(後天性免疫不全症候群)の発症となる。免疫機能が低下すると、様々な感染症等が起こりやすくなる

【配慮してほしいこと】

  • プライバシーには十分注意する
  • 個人情報がほかにもれないように個別的な対応をする
  • HIV感染者・エイズ患者がケガをして出血した場合は、手袋を使用するなど直接血液に触れないようにしましょう。

抑うつ神経症とは

内部障害は、上記で掲載した通りなんらかの疾病が原因で起こる障害ですが、内面的な障害といえばうつ病や抑うつ神経症などがあります。

抑うつ神経症は、うつ病と同じようなものだと思われている方が多いようですが、抑うつ神経症とうつ病は医学上は区別されています。

抑うつ神経症の基本的状況は憂うつ、無関心、無気力、悲観などうつ病と似たような症状見られるため、うつ病との明確な境界線は非常にわかりにくいのが実情です。

抑うつ神経症の原因

うつ病は何らかの強いストレスから脳内物質セロトニンの機能低下が起こり、それが原因となり発病しますが、抑うつ神経症は、症状を引き起こした原因となる明確な出来事や環境があるという点がうつ病との大きな違いと言えるでしょう。

うつ病とやや重なる部分もあるのですが、抑うつ症状は、症状が出るきっかけが愛する人の死別、離婚・別居、仕事での大失敗など理由が特定されています。

抑うつ神経症の治療法

うつ病の治療は、減少したセロトニンの働きを補うために抗うつ薬が使われますが、抑うつ神経症の場合は、患者がおかれている環境から抑うつ神経症になった原因をなくすことが一番の薬なので、カウンセリングや生活環境を整えたりすることがとても重要となります。

このように、抑うつ神経症とうつ病の境界は医者さんでも判断を下しにくいので、うつ病とひとくくりにされ治療が行われてしまうのが現状のようです。

このため、抑うつ神経症の患者は症状が長期化し、慢性化するため、再発を繰り返す方が多いようです。

内部障害の人に必要なもの

内部障害者の方に必要不可欠なものは、医療費助成と、公費負担です。

治療が長期化することが多く、高額な医療費を必要とするケースが多いので、身体障害者手帳を取得して医療費助成を受けないと生活が保障されません。

医療費の助成を受けられる補装具などの対象範囲もまだまだ限られているうえ、医療・福祉サービスについて情報を得たり、相談できる場が少ないという点も問題となっています。

内部障害の人の就職

内部障害の方が就職を目指す際にあたっていくつか重要なチェックポイントがあります。

内部障がいの方(心臓・腎臓・肝臓・呼吸器・ぼうこう・直腸・小腸)は、「医療設備」「勤務時間の調整」「体力的な配慮」が働く上で重要なチェックポイントとなります。

働く環境

内部障害の方にとって突然の体調不良に対応できる職場環境かはとても重要なポイントとなります。

企業によっては仕事中の体調不良などに備えて健康管理室を設置し産業医や看護師が在籍している所もあります。産業医や看護師が常駐していなくても定期的に企業へ出向き、社員向けの健康相談などを行っている企業もあります。

健康管理室や産業医や看護師の常駐がない場合でも、圧計や心電図、AEDなどの最低限の医療機器の有無もあらかじめ確認しておくことが必要となります。

各種制度

就職した後、長く働くためには体調管理は不可欠となりますが、通勤ラッシュを避けて通勤できるフレックスタイムの導入などの各種制度があると安心して働くことができます。

内部障害の方は定期的に通院をしなければならない方もいますので、企業の理解は必要不可欠となります。

有給休暇を利用できるか、勤務時間内の定期通院を認めてもらえるかなど事前に相談しておく必要があります。

仕事内容

せっかく就職しても体力的に無理がある仕事でしたら長く務めることができなくなってしまいます。

体力的に求められることはどのようなことなのかを事前に把握しておくことも大切です。

重い荷物を持つことがおるのか、階段の使用を伴う仕事なのか、長時間の立ち仕事なのかなど具体的に確認しておいたほうがいいでしょう。

その他、残業の有無や、急な体調不良などで早退せざるを得ない場合や出勤できない場合が出てくる可能性があることを踏まえて、業務の分担ができる体制なのかを確認をしておくことも必要でしょう。

内部障害の方の就職活動で大切なことは、採用担当者に自分の障害について内容を的確に伝えることが大切となりますが、ご自身で伝えるのはとても大変でしょう。

そんな方には就労移行支援を行なっている事業所を利用することをおすすめします。

就労移行支援は、内部障害を抱えていても担当者がその方に代わって様々なことを事前に伝えてくれますので就職活動がスムーズに進みますので一人で悩まずに就労移行支援を行なっている事業所を利用することをおすすめします。

まずはお気軽にご相談ください!

みなさんに安心してご利用いただくために、チャレンジド・アソウでは事業所見学や体験利用をおすすめしています。

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