障害者の方の就労移行支援
左大腿部欠損による身体障害を負った方が受けられる就労移行支援サービス

左大腿部欠損による身体障害を負った方におすすめの就労移行支援

左大腿部欠損による身体障害を負った方が受けられる就労移行支援サービス

左大腿部欠損による身体障害を負った方が就職や転職を考える場合、身体が不自由な方も働きやすい環境を重視する必要があります。

読者の方で、なかなか就職先が決まらずに困っている方、気軽に就職相談できる場を探している方は、障害のある方の就職を支援するサポート機関を利用するのがおすすめです。

この記事では、左大腿部欠損の主な原因や困りごととともに、肢体不自由の方が働きやすい環境や利用できる就職支援サービス、おすすめの就労移行支援事業所をご紹介します。

チャレンジド・アソウ博多事業所
就労支援員 精神保健福祉士

監修:山本 慎也

15年に渡りテレマーケティング会社等にて
人材育成・マネジメント業務に従事。
行政コールセンターの構築にて福祉に
触れたことがきっかけとなり現職に至る。

左大腿部欠損とは

左大腿部欠損とは

大腿部(だいたいぶ)とは下肢の股関節から膝までの部分、いわゆる「ふともも」です。そして、左大腿部欠損は左のふともも部分以降を失った状態で、移動時には義足や車椅子が必要となり、日常生活や社会生活に大きな支障をきたします。

左大腿部欠損の主な原因

左大腿部欠損の主な原因のひとつに交通事故が挙げられます。

バイク・自転車に乗っているときや歩行時など、生身の状態で交通事故に巻き込まれ重大な損傷を負うと、下肢の切断を余儀なくされることがあります。また、自分が車に乗っているときの事故でも足が車体やモノに挟まれ壊死し、治療の過程で切断に至るケースもあるでしょう。

ちなみに、交通事故における後遺障害等級では、1下肢を膝関節以上で失ったものとして4級5号の認定になると考えられます。

左大腿部欠損を負った方の困りごと

左大腿部欠損を負った方は義足や車椅子を使っての移動となるため、段差のある場所や階段、長距離の移動に困ることが多いでしょう。また、身体に大きな負担がかかる仕事を他の人と同じようにこなしていくのは難しく、できる仕事に限りがあったり時間がかかったりすることから、周囲に負い目を感じてしまいがちです。

左大腿部欠損を負った方が働きやすい環境

左大腿部欠損を負った方が働きやすい環境

左大腿部欠損による身体障害を負った方が就職活動をするときは、自分にとって働きやすい仕事や職場環境は何か考えることが大切です。ここでは、身体障害のある方もストレスなく働ける仕事・環境をご紹介します。

在宅勤務が可能な仕事

左大腿部欠損を負った方にとって、毎日の通勤は大きなネックになり得るものです。職場の構造も障害のある方を想定したつくりになっていない場合、移動時の段差や階段、お手洗いなどで困ることが多いと考えられます。

在宅勤務が可能な仕事であれば通勤の必要がなくなり、慣れている自宅でストレスなく快適に働けるでしょう。在宅勤務で働ける職種としては、パソコンやインターネット環境があればできる仕事が挙げられます。

たとえば、事務職やライター、編集者、文字起こし、イラストレーター、プログラマーなどです。参考までに、本記事の執筆もパソコンとインターネット環境のある自宅で行っています。

勤務時間に配慮がある職場

左大腿部欠損などの障害のある方は、状況に応じて勤務時間を配慮してもらえる職場を選ぶと安心でしょう。障害のある方は体力的にフルタイム勤務が難しかったり、定期的な通院が必要になったりするため、短時間勤務やフレックスタイム制、休憩時間の延長などに対応可能か事前に確認しておくとよいでしょう。

障害者雇用の経験がある企業

左大腿部欠損などの障害のある方が企業で働く場合、障害者雇用の経験がある職場を選ぶのがおすすめです。障害者枠での採用をおこなっていることから障害への理解があるとともに、障害のある方が何らかの対応を必要としたときに可能な範囲で便宜を図る「合理的配慮」を得やすくなると考えられるからです。

肢体不自由の方が利用できる就職活動支援【在宅就業支援・就労移行支援など】

肢体不自由の方が利用できる就職活動支援【在宅就業支援・就労移行支援など】

左大腿部欠損など肢体不自由の方が就職活動をするなら、障害のある方の就職を支援するサポート機関の利用を検討しましょう。サポート機関としては、下記のような機関が挙げられます。

  • 障害者就業・生活支援センター
  • 在宅就業支援団体
  • 就労移行支援事業所

これらのサポート機関では、障害者雇用に関する情報の提供や適性を考慮した就職相談、実務に必要な職業訓練、就職後の職場定着など、障害のある方が就職し仕事を続けられるようにさまざまな支援を提供しています

障害者就業・生活支援センター

障害者就業・生活支援センターとは、雇用や福祉などの関係機関と連携し、障害のある方が職業生活において自立できるように就業面・生活面の両方で支援するサポート機関です。就業支援と生活支援を一体的におこなうことで、障害のある方の自立・安定した職業生活の実現を目指します。令和3年4月時点では全国に336センターあり、左大腿部欠損を負った方も身近な地域で支援を受けることができます。

在宅就業支援団体

在宅就業支援団体とは、自宅等で就業する障害のある方の支援団体として、厚生労働大臣から登録を受けた法人です。障害のある方の就業機会を確保・提供したり、業務の適切な遂行のために職業講習をおこなったりしています。また、発注元の事業主に対しては、在宅就業支援団体が納期や品質に関する保証を担います。

就労移行支援事業所

就労移行支援事業所とは、障害福祉サービスにおける就労移行支援を提供する事業所です。就労移行支援の対象は障害のある方のうち、通常の事業所への雇用が可能と見込まれる方です。一方、雇用が困難な場合は、就労継続支援A型(雇用型)もしくは就労継続支援B型(非雇用型)で支援を受けられます。

障害のある方の就職活動を一貫サポートする就労移行支援事業所

障害のある方の就職活動を一貫サポートする就労移行支援事業所

就労移行支援事業所では、身体障害や精神障害、知的障害などの障害があり、障害者手帳もしくは医師の診断書をお持ちの方へ就職支援を提供しています。左大腿部欠損による身体障害があってなかなか就職先を見つけられていない方は、就職相談から定着支援まで一貫サポートしてもらえる就労移行支援事業所を利用するのがおすすめです。

就労移行支援事業所の特徴・利用の流れ

就労移行支援事業所の特徴は、一般就労に向けた就職相談からスキルの習得、求人の情報提供、面接対策、面接同行、職場定着支援まで一貫したサービスを受けられることです。就労移行支援事業所では、まず対人スキルやビジネスマナーの習得、次に職場や仕事への理解、そして就職に向けた活動と、個々のペースに合わせて少しずつステップアップしていきます。

就労移行支援サービス開始までの一般的な流れは次のとおりです。

  1. 入所を検討している就労移行支援事業所へ問い合わせ
  2. 就労移行支援事業所の見学・スタッフへの相談
  3. 就労トレーニングの体験利用
  4. 市区町村へのサービス受給申請
  5. 就労移行支援事業所との契約締結
  6. 就労移行支援サービスの利用開始

基本的には市区町村へ申請・登録を受けてから就労移行支援事業所と契約、サービス開始の流れとなります。

おすすめの就労移行支援事業所「チャレンジド・アソウ」

障害のある方のための就労移行支援事業所「チャレンジド・アソウ」では、一人ひとりに合わせたオリジナルカリキュラムのもとで具体的な指導ときめ細かなサービスを提供しています。個人の習得スピードに合わせた訓練に対応できるため、就職に向けて自信をなくしている方、スキルが身につくか不安な方も安心してご利用いただけます。定期的な職場訪問や面談、カウンセリングなど、就職後の職場定着支援もおまかせください。

まとめ

左大腿部欠損を負うと車椅子や義足を使った生活となり、日常生活や社会生活に大きな影響を及ぼします。左大腿部欠損を負った方は在宅勤務が可能な仕事や合理的配慮に理解のある職場など、障害のある方が働きやすい環境を重視して就職活動に取り組むとよいでしょう。

左大腿部欠損などの障害のある方は、就職活動を一からサポートする就労移行支援を利用できます。就労移行支援事業所では利用者一人ひとりの状況やペースに合わせ、就業に必要なスキルを身につけるためのトレーニングを受けられます。その他にも求人情報の提供や面接同行、マッチング支援など、障害のある方の就職を一貫サポート。就職活動に不安や悩みを抱えている方は、就労移行支援事業所の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

まずはお気軽にお問合せください。

みなさんに安心してご利用いただくために、チャレンジド・アソウでは事業所見学や体験利用をおすすめしています。
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