障害者の方の就労移行支援
脱毛症とは?症状の種類・分類と原因・治療-就労移行支援の利用条件

脱毛症とは?症状の種類・分類と原因・治療-就労移行支援の利用条件

チャレンジド・アソウ 広島事業所 /
チャレンジド・アソウ 大阪事業所 /
チャレンジド・アソウ 新大阪事業所 管理者
サービス管理責任者

監修:池田 倫太郎

株式会社チャレンジド・アソウ
立ち上げの中心メンバー。
就労移行支援事業、就労定着支援事業、
特例子会社の運営を行う。

脱毛症とは

脱毛症とは

私たちの毛髪は、毛周期という一定のサイクルで抜けては生えるを繰り返しています。

しかし、様々な原因がきっかけで抜けていく毛髪のほうが多くなってしまう状態を脱毛症と呼んでいます。

脱毛症の症状で共通していることは髪の毛が抜ける点ですが、脱毛が起きる原因や毛髪を作る毛包という皮膚に埋もれた毛髪の根元の部分がどの程度壊されるのかなどをもとに幾つかに分類されており、脱毛症の種類によって脱毛の仕方も異なりますので、脱毛症だけをみて病気とは言えないのです。

脱毛症にはたくさんの種類があり、原因も症状も様々ですし、治療法も症状によって違いますし、回復するまでの期間もかなり個人差があります。

一般的に認知度が高い円形脱毛症などでしたら診断し易いですが、頭部全体に脱毛の症状がある場合などは診断が難しいこともあります。

脱毛症で病院を受診したら以下のような検査を行います。

  • 視診、触診
  • 抜毛テスト
  • 毛根の確認
  • 血液検査
  • 組織検査

視診の際に触診で頭皮、毛穴の状態を確認し、抜毛テストでは、毛髪の抜けやすさや毛周期ごとの毛包(毛髪の根元の部分)の状態がわかります。

脱毛症の症状を診断するにあたり、抜けた毛髪を詳しく観察することもとても重要です。

正常な人の自然に抜けてくる髪の毛根はボウルのような丸い形をしているのですが、炎症がひどく、毛根が壊されてしまっている円形脱毛症の方や、化学療法を受けたことによって毛根が傷ついてしまっている方の毛根は、先細りにとがってしまっています。

内分泌異常や膠原病など内科的な病気に関連して脱毛症を発症する場合や、梅毒などの感染症の症状の一つであったり、毛髪を作るのに重要な亜鉛や鉄などのミネラルが欠乏したために脱毛症になることもあるのです。

このような病気に関連して脱毛症になった場合、元となる病気が改善しないと脱毛症も改善することは難しいのです。

ですから、脱毛症の原因が何らかの病気が関連しているかを調べるために血液検査をする必要があります。

単発型 円形又は楕円の脱毛。ストレスが原因で起こる
多発型 2か所以上発生する脱毛

これらの検査を受けても脱毛症の原因を判明されるのが難しい場合や、症状をより明確にし治療方針を決める必要がある場合などは、頭部から皮膚組織を小さく採取して組織検査を行うこともあるようです。

組織検査では、局所麻酔をして脱毛している部分と脱毛していない部分をそれぞれ採取し、どのような変化があるのか細胞のレベルで判断できます。

脱毛症の症状はたくさんの種類があり、原因や症状によって治療方法は異なりますので脱毛症の症状が見られたらすぐに医療機関を受診することをおすすめします。

脱毛症の種類の分類

脱毛症の種類の分類

一般的な脱毛症の種類

単発型 円形又は楕円の脱毛。ストレスが原因で起こる
多発型 2か所以上発生する脱毛
蛇行型 後頭部の生え際に沿って発生する脱毛
前頭型 髪が完全に抜け落ちる
汎発(はんぱつ)型 前頭型に加え体毛やまつ毛、眉毛なども抜ける
びまん型 頭全体がまばらに脱毛している。中高年女性に多い。
難治型 脱毛が数年経っても改善しない
男性型(AGA) 男性ホルモンテストステロンの影響で毛根が萎縮することで起こる
女性型 閉経後の高齢女性に起こるが最近では40代の女性にも起こる

男性型脱毛症

思春期以降の男性に見られる症状で、前頭部の髪の生え際が後退したり、頭頂部の髪のボリュームが低下し、地肌が見えてくる症状で、最も典型的な脱毛症の症状です。

男性型脱毛症の主な症状

  • 抜け毛が多い
  • 毛が細くなった
  • 頭皮が脂っぽい
  • 髪が伸びにくく、髪のセットがしづらくなる
  • 地肌が透けてくる

男性型脱毛症は、テストステロンという男性ホルモンが酵素によって変換されてできるジヒドロテストステロンの働きによって起こります。

女性型脱毛症

女性型脱毛症は閉経後以降の高齢女性に見られた脱毛症ですが、近年では、40歳前後の女性もよくある症状となってきています。

女性の頭髪は年齢を重ねるとともに薄くなるうえ、40歳頃から女性ホルモンの分泌が徐々に減っていくことで頭頂部の毛の数が減っていき髪も細くなっていきます。

女性型脱毛症は、頭頂部を中心として毛の数が減り、細くなるという特徴的な症状となります。

頭頂部生え際はほとんど変化が起こらず、髪の分け目を中心としてびまん性に薄くなることもありますが、男性のようにM型に脱毛が起こることはありません。

成長期性(萎縮毛性)脱毛症

円形脱毛症

頭部に硬貨大のサイズから卵の大きさくらいまでの脱毛班が1つ~数個できます。

多発融合し、全頭髪が抜けてしまう方もいますし、頭部以外でも眉毛、まつ毛、あごひげ、腋毛、陰毛、体の産毛などの全身の毛組織に脱毛の症状が起こることもあります。

休止期性(棍棒毛性)脱毛症

  • 接触皮膚炎
  • 慢性湿疹による脱毛
  • 脂漏性皮膚炎
  • フケ症に伴う脱毛
  • 分娩後脱毛症(産後脱毛症)
  • ピル使用後脱毛症

湿疹や皮膚炎が、長い間続くと、炎症性障害が毛球部にまでいき、休止期性脱毛を引き起こします。

その他、精神的ストレスや、病気による高熱、外科手術、大出血、精神的ストレスなどが原因で成長期毛包が急激に休止期に陥り脱毛症を引き起こすこともあります。

全身状態(疾患)に伴う脱毛症

栄養障害による脱毛

断食や飢餓療法などの間違ったいわゆるダイエットによって毛包に栄養が行かなくなり毛が細くなり、つやがなくなり、脱毛や断毛の症状を引き起こします。

内分泌疾患に伴う脱毛

バセドウ病が原因で甲状腺ホルモンの分泌が多くなりすぎたことで新しい成長期の毛髪が発育しにくくなり、40~50%の方にびまん性脱毛が見られます。

休止期脱毛となり、頭全体に症状が表れ、中には円形脱毛症を合併することもあります。

甲状腺機能低下症

毛の発育にとって、甲状腺ホルモンは欠かせないホルモンの一つなので、甲状腺ホルモンの異常に脱毛が引き起こされます。

毛の30~70%が休止期状態となり、頭全体にびまん性の脱毛がにおこります。

眉毛や腋毛、陰毛にも脱毛の症状が起こります。

その他、まれに、下垂体機能低下症、副甲状腺機能低下症、アジソン病(副腎疾患)、糖尿病などが原因で脱毛症となることがあります。

膠原病に伴う脱毛症

全身性エリテマトーデス

発熱や顔に蝶形紅班などがでる全身の結合組織を侵す疾患で、若い女性に発症することが多い病気です。

20~70%の方が発病期、増悪期に前頭部から側頭部にびまん性の脱毛が見られ、円形脱毛症を合併することもあります。

慢性円板状エリテマトーデス

頬などの日光に照射されやすい部分にできる限局性、萎縮性、角化性の潮紅局面で、薄い雲母状のフケが付着します。

頬以外には、耳介、鼻尖、上口唇、指の背にも発症し、まれに頭皮にも発症します。

青年から中高年に発症することが多く、皮膚は萎縮性で、瘢痕脱毛が残ります。

進行性強皮症、剣創状強皮症

進行性全身性強皮症は、全身の結合組織を犯す疾患で、びまん性脱毛が見られることがあります。

限局性強皮症は、皮膚に斑状の硬化局面が生じ、前頭部から額にかけて発症すると瘢痕性脱毛症となることがあります。

その他、シェーグレン症候群、慢性関節リウマチ、関節性乾癬など病気が原因でびまん性脱毛症を引き起こすこともあります。

薬剤による脱毛症

抗がん剤の薬剤を使用後、数日~数週間でびまん性脱毛が起こり、高度の脱毛を引き起こしますが、一時的なものなので、抗がん剤の使用を止めれば回復していきます。

ステロイド剤は重い病気の治療には欠かすことができませんが、長期間にわたってステロイド剤を使用すると、色々な副作用が起こります。

ステロイド剤の副作用の一つとして、男性型脱毛症に似た休止期性脱毛を引き起こすことがあります。

その他、成長期性脱毛症には、タリウム中毒、ホウ酸の大量吸収などでも成長期性脱毛症が起こっています。

抗血液凝固剤、ビタミンA過剰使用などでは休止期脱毛が起こっています。

感染による脱毛症

真菌症による脱毛

原因菌の種類にもよって症状は異なりますが、よりますが、皮膚の角層に感染する白癬(しらくも)菌は、各層と同じ性質の毛幹にも感染するため、毛幹が破壊されて脱毛が起こります。

深部に入り込んだ場合、白癬菌性毛包炎を引き起こし、瘢痕性脱毛になることもあります。

頭部白癬は、幼児期や格闘技をする人が起こりやすいようです。

細菌感染による脱毛

化膿性毛包炎は、頭部の黄色ブドウ球菌や連鎖球菌などによって毛包を中心に膿瘍ができ脱毛を引き起こします。

毛包が破壊されると瘢痕性脱毛を起こしたり、瘢痕がケロイドのようになることもあります。

頭部の慢性膿皮症では、多発性の瘢痕性脱毛症を引き起こしたり、瘢痕がケロイドのよになることがあります。

梅毒性脱毛症

顕症梅毒の第2期の症状で、梅毒感染後5ヶ月ごろから後頭部から側頭部にかけてびまん性に脱毛を発症します。

びまん性に脱毛の中に小さい脱毛斑が多発する脱毛虫食い状になることもあります。

機械的脱毛症

新胎児は、3ヶ月頃から毛包ができはじめ、7~9ヶ月ころから次の毛周期に入りますが、後頭部の毛包は生まれてから休止期に入るので毛が抜け落ちることを新生児脱毛症といいますが、時期がくれば成長期に入るので抜け毛は自然に治ります。

日常でポニーテールのような髪を引っ張る髪型や、ワックスなどで髪を強くセットするような習慣がある方は牽引性脱毛症を引き起こす可能性があります。

頭の一部が数時間にわたって圧迫を受けることで圧迫性脱毛症を引き起こし、数日から2~3週間後に脱毛することがありますが、これは一過性の循環障害ですのでしばらくすれば自然に治ります。

トリコチロマニアというものは、一見ハゲているように見えますが、自らが自分の髪を抜いたことでハゲのようになっただけなので脱毛症ではありません。

これは、なんらかの精神的ストレスからくるもので、無意識に毛を抜いたり、千切ったりします。

爪かみや指しゃぶりと同じように、無意識に行うクセの一つです。

症状は、短期間の間に移動する不整形の脱毛斑で、びまん性脱毛となることがあります。

脱毛症の人の悩み

脱毛症の人の悩み
脱毛症になった人は日常生活や恋愛、仕事など様々な場面で悩みを抱えています。

カツラに関して言えば、CMでおなじみのかつらメーカーで自分の頭のサイズにピッタリなオーダーウィッグは相場で30万~50万ほどかかります。

安いカツラは自然な仕上がりではないためカツラを付けていることがバレバレで恥ずかしい思いをしたという人もいるようです。

自然な仕上がりにするためにカツラをカットしてくれる美容院を探して手入れしてもらうなどの苦労もあるようです。

高いお金を出してカツラを買って更に手入れしてもらうために美容院で手入れをしてもらったとして、カツラは髪が伸びないので失敗したときに取り返しがつかないためいやがる美容院が多いため、美容院探しも一苦労のようです。

夏は暑いのでムレが気になるし、風が強い日はカツラが飛ばされないように気を配る必要があるなど、日常生活でも様々な大変さがあります。

脱毛症になると見た目が気になり人前にでることも躊躇する人も多く、人前に立つ職種の人は仕事を辞めてしまう人も多いようです。

どんな人も仕事を辞めた後、次の就職先を見つける場合にもどんな仕事に就いたらいいのか悩みますよね。

脱毛症の人は見た目でわかるので、面接の段階で躊躇する人も多く、仕事をすること、就職すること自体が難しいと悩んでいる人がとても多いようです。

脱毛症の人の就職

脱毛症の人の就職

近年、身体的、精神的な障害を抱える方の就職をサポートする就労移行支援を行う事業所が増えてきています。

就労移行支援とは、一般企業への就労を目指している障害や難病のある方に対して、障害者総合支援法に基づいて働くための知識や能力を身につけることができる福祉サービスのひとつなので、就職活動のサポート、就職した後の職場定着の支援なども行ってくれます。

就労移行支援を利用することが出来る人の人条件は、原則18歳以上65歳未満の方、身体障害、知的障害、精神障害、発達障害や難病の方、一般企業への就労を希望し、就労が可能と見込まれる方となります。

対象となる障害については、例えば、身体障害であれば難聴・盲・肢体不自由・内部障害などとなります。

精神障害では統合失調症やうつ病、双極性障害、適応障害、てんかんなどとなります。

発達障害では自閉症スペクトラム障害に分類されるアスペルガー症候群や自閉症、ADHD(注意欠如・多動性障害)や学習障害などの となります。

また、パーキンソン病やクローン病といった障害者総合支援法の対象疾病となっている358疾病の難病の方も対象となります。

脱毛症の原因によっては就労移行支援を利用条件に該当しない場合もありますが、医師の診断や定期的な通院があれば障害者手帳がなくても自治体の判断で入所することができる場合もありますので、お住まいの市区町村の障害福祉窓口に問い合わせてみるといいでしょう。

もし、就労移行支援を利用することができれば脱毛症の症状などに応じて仕事を紹介してもらえますし、様々なサポートが受けれますので、一人で悩まずに問い合わせてみることをおすすめします。

チャレンジド・アソウの就労支援の特徴

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