就労系の障害福祉サービスに就労移行支援と就労継続支援があり、どちらを利用したらよいか悩みますよね。
ひょっとすると、悩む原因は両サービスの違いを理解できていないことかもしれません。
この記事では、就労移行支援と就労継続支援の違いを下記のようにまとめてみました。
- 就労移行支援の特徴
- 就労継続支援の特徴
- 就労移行支援と就労継続支援の相違点と現状
この記事を読めば、就労移行支援と就労継続支援の違いについて理解でき、どちらを選ぶかで迷うことがなくなりますよ。
それでは、就労移行支援と就労継続支援の違いについて、一緒に確認していきましょう。
チャレンジド・アソウ 広島事業所 /
チャレンジド・アソウ 大阪事業所 /
チャレンジド・アソウ 新大阪事業所 管理者
サービス管理責任者
監修:池田 倫太郎
株式会社チャレンジド・アソウ
立ち上げの中心メンバー。
就労移行支援事業、就労定着支援事業、
特例子会社の運営を行う。
就労移行支援事業所に通うならチャレンジド・アソウに!
就労継続支援事業所よりも就労移行支援事業所に通って、サービスを受けたい方におすすめの事業所がチャレンジド・アソウです。
チャレンジド・アソウの特徴は、サービス利用者本位の支援による就職率と職場定着率の高さです。
チャレンジド・アソウのサービスの特徴をよく理解するためにも、まずは就労移行支援と就労継続支援のサービスの違いについて解説しましょう。
就労移行支援は就職を目指す障害福祉サービス
就労移行支援は企業で一般就職し働き続けるために、就職活動支援や仕事で役立つ知識・スキルの習得訓練などが受けられるサービスです。
就労移行支援とは?
就労移行支援の主なサービスは下記の通りです。
- 生産活動(作業)体験
- 企業で求められる知識・スキルの習得
- 職場実習
- 就職活動支援(面接訓練・履歴書作成指導)
- 就職後6ヵ月間の職場定着支援
これらの支援を受けることによって、就職だけではなく職場で働き続けられる知識やスキルの獲得を目指せます。
また、就職後に職場に定着するための支援も受けられます。ただ、原則2年間の利用期間がデメリットといえるかもしれません。
就職したいなら就労移行支援の利用を
就労移行支援とそのほかの就労系障害福祉サービスとの最大の違いは、企業への一般就職を目指していることです。
なぜなら、就職が就労移行支援の主目的の一つが就職であるからです。
例えば、就労支援員という専門スタッフのもと、面接訓練や履歴書作成指導、公共職業安定所での求人登録を行います。
就職したいならほかの就労系障害福祉サービスではなく、就労移行支援を利用してください。
就労継続支援は工賃が支給される障害福祉サービス
就労継続支援は企業で働くことが難しい障害や疾患のある方が、仕事をする機会を提供されたり仕事に必要な知識・スキルを身につけるための訓練などを受けられたりするサービスです。
就労継続支援とは?
就労継続支援の主なサービスは下記の通りです。
- 仕事をする機会の提供
- 仕事で必要な知識・スキルの習得
- 職場実習
- 就職活動支援(面接訓練・履歴書作成指導)
- 就職後6ヵ月間の職場定着支援
就労継続支援でも就労移行支援と同じように、職場実習や就職活動支援、職場定着支援が受けられます。
しかし、これらの支援は就労継続支援事業所にとって法令上の努力義務であるため、希望者のみが受けられることが現実です。
雇用型のA型と非雇用型のB型がある
就労継続支援には障害福祉サービス事業所に雇用されるA型と非雇用型のB型があります。
A型は事業所に雇用され労働者とみなされるため、支払われる工賃も最低賃金以上です。全員が事業所に雇用されてA型・B型の区別がなくなることが理想的です。
しかし、障害や疾患の程度が重い方もサービスを利用していることが、全員を雇用できずに2種類のサービスに分かれている理由といえます。
雇用される、されないの違いはありますが、両サービスとも利用者の障害や疾患を配慮した支援が受けられるため、安心して事業所に通ってサービスを利用できますよ。
就労移行支援と就労継続支援の相違点
就労移行支援と就労継続支援の相違点はサービスの目的の違いです。両サービスの主な相違点は下記の通りです。
就労移行支援 | 就労継続支援 | |
---|---|---|
就職活動支援 | 有 | 一般的には無し |
職場定着支援 | 有 | 一般的には無し |
生産活動 | 一般的には無し | 有 |
工賃 | 一般的には無し | 有 |
これからの相違点からも改めて下記のことがいえます。
- 就労移行支援:企業に一般就職し仕事をするためのサービス
- 就労継続支援:障害福祉サービス事業所で働くためのサービス
両サービスの目的が違うためサービス利用者の障害や疾患を考慮して、どちらを利用するか考えてください。
就労移行支援と就労継続支援の現状
ここまで就労移行支援と就労継続支援の特徴や違いについて解説しました。ここからは、両サービスの現状について解説します。
営利法人の参入が著しい就労移行支援
就労移行支援の現状としては、営利法人の参入が著しいことがあげられ、就労系障害福祉サービス事業業界にとってはよい流れといえます。
なぜなら、営利法人の新しい福祉に対する取り組みが、大きなメリットであるからです。
例えば、営利法人であるチャレンジド・アソウのサービス利用者の就職率は85.7%、職場定着率が93.1%と業界最高の水準です。
絶対とはいえませんが、営利法人の参入は業界にとってもサービス利用者にとっても大きなメリットといえます。
サービス利用者数・事業所数が増加した就労継続支援
就労継続支援の現状としては、サービス利用者数と事業所数が増加していることがあげられます。事業少数の増加は、サービス利用者にとって大きなメリットいえます。
なぜなら、障害や疾患のあるサービス利用者にとって、事業所に通うための長距離移動が負担であるといえるからです。
自宅から通いやすい場所に事業所があることは、サービス利用者にとって事業所へ通う時間を大幅に減らしてくれます。
つまり、事業所数の増加が、選択肢が増えることも含めてサービス利用者にとって大きなメリットといえるのです。
就労定着支援の誕生
障害者総合支援法の前身の旧障害者自立支援法が施行されてから、就労系サービスは就労移行支援と就労継続支援の2つだけでした。
しかし、就労移行支援・就労継続支援を利用して企業に就職しても、サービス利用者の離職率が高い状況が続いていました。
その離職率の高さを改善し職場定着率を上げるため、2018年に新たに就労定着支援がスタートしました。
この就労定着支援は就職後7ヵ月目から3年間にわたって職場定着を支援するサービスです。そのため、就労移行支援の職場定着支援のあとを引きつぐサービスといえます。
チャレンジド・アソウに通って就職活動をしよう!
もし、就労継続支援事業所ではなく就労移行支援事業所に通って、就職を目指したいならチャレンジド・アソウをおすすめします。
なぜなら、チャレンジド・アソウは就職率だけではなく職場定着率も高い事業所であるからです。
就労移行支援の利用者の平均就職率が52.9%(2018年度)に対して、前述の通りチャレンジド・アソウは85.7%、職場定着率も93.1%と業界最高の水準です。
引用:就労移行支援・就労定着支援に係る報酬・基準について≪論点等≫6ページ
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/000684026.pdf
チャレンジド・アソウなら一人ひとりにあった就職活動支援を受けられるため、サービス利用者が安心して就職活動に取り組めます。
また、就職後に月1回の定期面談をしてくれるため、職場での悩みや問題を早期に解決でき、安心して働き続けられます。就労移行支援事業選びで迷ったら、チャレンジド・アソウがおすすめです。
まとめ
就労移行支援は就職し仕事をするためのサービスで、就労継続支援は事業所で働くためのサービスであることがわかりました。
両サービスとも特徴や目的が違うため、しっかり理解することが大事です。障害や疾患の状況と両サービスの特徴を比較し、ぜひ自分にあったサービスを利用してくださいね。