「生活相談員を目指してるんだけど、志望動機がうまく書けない!」こういったことにお悩みではないでしょうか。
そもそも、生活相談員は、デイサービスや特別養護老人ホームといった介護施設に在籍し、利用者とその家族から相談を受けたり行政との調整を行ったりするなど、幅広い業務を担う職種です。
介護福祉士や社会福祉士からのキャリアアップとして選ばれることも多く、介護業界で人気の高い職種の1つと言えるでしょう。しかし、人気が高いだけに就職活動にも力を入れないといけないように感じますよね。志望動機ひとつをとっても、できるだけ良い印象を与えるものを書きたいものです。
そこで、この記事では、生活相談員としての就職・転職をお考えの方に向けて、求められる人物像や志望動機の書き方などを解説していきます。志望動機を作成するにあたって参考になる例なども紹介しているので、ぜひ続く内容をご覧ください。
生活相談員に求められる人物像とは
生活相談員として就職・転職を目指している方にとって、避けては通れないのが“履歴書の作成”です。
履歴書には志望動機を記入する欄が設けられていますが、そもそも生活相談員を目指す場合、好印象を持ってもらうためにはどのように志望動機を書くと良いのでしょうか?
まずは、志望動機をまとめる際のヒントとして、生活相談員に求められること・人物像などを見ていきましょう。
責任感が強いこと
生活相談員は施設の利用者やその家族と直接やり取りをする機会が多く、様々な悩み・苦情などに対応していかなければなりません。
対応次第で利用者の満足度が大きく左右されることもあるので、問題をうやむやにせず、最後までしっかりとやり遂げる責任感の強さが求められます。
聞き上手で信頼を得やすい人物であること
利用者とその家族から相談を受けた際に、相手が抱えている不安や本質的な希望を見抜けるかどうかも重要です。
そのためには、自分の意見・提案を伝えるだけでなく、相手側の本音を引き出すための“聞く力”が欠かせません。
また利用者に対してはもちろん、施設のスタッフやケアマネージャーと円滑なコミュニケーションがとれる人物であれば、双方から高い信頼を得ることができるでしょう。
問題解決能力があること
生活相談員は、利用者とその家族が抱えている悩み・問題を解決に導くことが主な業務です。
そのため、悩みを聞き出す力や最後まで投げ出さない責任感の強さとともに、提供するサービス・活用する制度を適切に判断するための問題解決能力が必要となります。
協調性・調整力があること
介護サービスの提供は生活相談員が1人で行うものではなく、施設スタッフが一丸となって取り組むものです。
スタッフやケアマネージャー、また第三者機関などと協力して問題と向き合っていくことが必要であるため、チームとしての協調性・調整力は不可欠と言えるでしょう。
生活相談員の志望動機や自己PRの書き方のポイント
続いて、履歴書に志望動機や自己PRを書くときのまとめ方のポイントを解説していきます。
志望動機・自己PRは面接の場でも聞かれることの多いテーマですので、いつでも答えられるようしっかりとまとめておくようにしましょう。
応募した施設を選んだ理由|なぜその職場を選んだのか?
採用担当者は、履歴書や面接を通して、応募者が会社のことをきちんと理解しているかどうかを判断します。
「生活相談員として働くだけなら他社でも良いのでは?」と思われることがないよう、なぜその職場を選んだのかという点を明記しておくことが大切です。
志望動機をまとめる前に応募先の経営理念・事業方針などを読み込み、その中で魅力に感じた点などを理由に結びつけていくとスムーズでしょう。
就職してからの目標や将来像|なぜ生活相談員になりたいのか?
職場を選んだ理由と合わせて、生活相談員という職種を選んだ理由も志望動機に組み込むのがおすすめです。
「人の役に立ちたい」など、介護職全般に対して言える内容ではなく、生活相談員だからこそできる仕事に焦点を当てて考えることが大切です。
また生活相談員は何らかの介護職経験者の方がキャリアアップとして目指す傾向にある職種のため、自身がイメージする将来像などを志望動機に加えると具体性が増すでしょう。
自身の強み・これまでの経験
介護職の経験がある方は、これまでのキャリアの中で印象に残っている出来事をピックアップし、自身がどう向き合い対処してきたかというエピソードを入れてみるのも1つです。
前述した“求められる人物像”に当てはまるような経験を伝えることで、生活相談員に適した人材であると判断してもらえるかもしれません。
また未経験者の方については、取得した資格や他業種で身につけたスキルなどをアピールするのがおすすめです。
志望動機の文例と面接での伝え方
ここからは、実際に生活相談員の志望動機をまとめる際の参考として、志望動機の例文をいくつか紹介していきます。
また履歴書だけでなく、面接時に志望動機を聞かれたときのポイントも解説しているので、合わせて参考にしてみてください。
志望動機例1:なぜこの職場を選んだのか?という観点から書く場合
貴社を志望した理由は、生活相談員と介護職の兼任ができるという点に魅力を感じたためです。
私は介護福祉士の資格を持っており、これまで介護施設で5年間働いてきた経験があります。
その中で、利用者さまと密接に関わることのできる生活相談員に興味を持ち、より幅広い業務を担当できるようになりたいという考えが生まれました。
一方で、利用者さんとコミュニケーションをとったり触れ合ったりすることのできる介護職も継続したいと考えていたため、兼任が可能な貴社の求人に応募いたしました。
志望動機例2:就職後の目標・キャリアプランの観点から書く場合
私はこれまでに介護職員として5年間の勤務経験があります。
その中で、より利用者さまの支援に深くかかわることのできる生活相談員に興味を持ち、養成施設で勉強したのち社会福祉士の資格を取得しました。
貴社で働くことができた際には、利用者さまやそのご家族からの信頼を集め、より多くの方から選ばれる施設となるよう、営業力・傾聴力を養っていきたいと考えています。
志望動機例3:自身の経験や強みを伝える場合
私は介護職員として10年以上の実務経験があり、現在はリーダー職を任されています。
リーダーとなって施設全体の業務を考える機会が増え、より幅広い業務に携わることのできる生活相談員としての経験を積んでみたいと思うようになりました。
生活相談員の仕事であれば、これまでの介護職経験で身に着けたコミュニケーション能力や問題解決能力を活かせると感じたことも志望動機の1つです。
利用者さまだけでなく、現場の職員にも寄り添ったサービス提案・スケジュール調整を行えるよう努めていきたいと考えています。
面接では志望動機をどう伝えればいい?
志望動機や将来の展望などは面接時にも聞かれることの多いテーマであるため、履歴書に書いて終わりではなく、面接時の伝え方も考えておくことが大切です。
特に、履歴書に書いた志望動機と面接で話す志望動機に矛盾がある場合は信頼を得にくくなるので注意しましょう。
また、前職の退職理由などもよく聞かれる質問の1つです。こちらも志望動機に結びついてくる内容となるため、一貫性を持った受け答えができるようにしておきましょう。
なお、退職理由は事実を述べるべきですが、あまりネガティブな言い方にならないよう気を付けるのがポイントです。キャリアアップや自身の目標達成のためなど、ポジティブな表現となるよう工夫しましょう。
まとめ
- 生活相談員には、責任感やコミュニケーション能力、問題解決能力に長けている人物が求められる
- 過去のキャリアや経験を踏まえ、求められる人物像に沿うような志望動機・自己PRを書くのがポイント
- 志望動機は面接でもよく聞かれるため、他の質問や履歴書の内容と一貫性を持った受け答えができるようにしておく
生活相談員を目指す場合は、応募先施設の理念・方針を理解し、なぜこの職場で働きたいのか、またなぜ生活相談員になりたいのかということを熱意をもって伝えることが大切です。
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