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生活支援員が「きつい…。」と感じる5つのタイミングと理由【体験談】

「仕事がきつい」と言われることの多い生活支援員の役割ややりがいまとめ

生活支援員が「きつい...。」と感じる5つのタイミングと理由【体験談】

生活支援員は介護施設などで障害を持つ方の日常生活に関するサポート・支援を行う職業ですが、様々なやりがいを得られる一方で「仕事がきつい」と言われることも少なくありません。

この記事では、生活支援員として働く中で“きつい”と感じることの多い場面とその理由をご紹介。

逆に生活支援員をしていてやりがいを感じる場面や、きつい仕事の中にもやりがいを見出せる職場の選び方なども解説しているので、生活支援員を目指そうとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。

生活支援員の仕事がきついと感じる5つのタイミングとその理由

生活支援員の仕事がきついと感じる5つのタイミングとその理由

「生活支援員は仕事がきつい」と言われることがよくありますが、具体的にどのようなタイミングで“きつい”と感じてしまうのでしょうか。

まずは、生活支援員の仕事がきついと感じる5つのタイミングとその理由について解説していきます。

いわゆる3Kの仕事をするとき【臭い・汚い・危険】

介護施設などの現場では、利用者のおむつ交換や排泄介助などが主な仕事の1つになります。

介護という仕事の特性上やむを得ないことですが、他人の排せつ物や吐しゃ物を目にしたり、手袋越しとはいえ触れたりする可能性も少なくなく、特に潔癖症の方にとってはきつい仕事と言えるでしょう。

また高齢者・障害者の方は通常よりも抵抗力が弱いため、インフルエンザなどの集団感染(クラスター)が起こりやすいことも特徴の1つ。

多くの感染者がいる中で仕事をしなければならないとなれば、当然自分が感染することのリスクも高まります。

このように、利用者だけでなく自分自身が病気にかかる可能性が高いという理由で、生活支援員の仕事をきついと感じる方も多いようです。

長時間勤務・重労働が続くとき

生活支援員の仕事は体力の消耗が大きいことから、身体的にきついという意見も多く見られます。

特にきついのが、入浴介助やベッドから車いすへの移乗などを必要とする利用者の対応で、体重のある大人の身体を支えたり、1日に何人もの利用者を介助したりする必要があるため、注意しないと自分自身の腰を痛めてしまう原因になります。

また入所施設の場合は夜勤が必須であり、日勤と夜勤が交互に入ることで生活リズムが乱れ、最終的に体調を崩してしまうという職員も少なくありません。

予期せぬ事態が発生したとき

介護施設の利用者は様々な傷害を抱えており、ときに生活支援員が予想できない言動をとることがあります。

中でも、以下のような命にかかわる可能性があるケースでは、生活支援員に精神的な負担が大きくのしかかってくると言えるでしょう。

  • 自傷行為・他害行為(噛みつく・ひっかく・殴るなど)
  • 入所している施設からの脱走
  • 転倒や階段からの転落
  • 入浴・排泄などを行っている途中でパニックを起こす など

また命にかかわることでなくとも、奇声を発する利用者や同じ動作をひたすら繰り返す利用者など様々な特性を持つ利用者がおり、気疲れから「精神的にきつい」と感じる職員も多いようです。

職場の人との関係がうまくいってないとき

生活支援員に限らず、介護業界は慢性的な人手不足の状態にあり、人が足りない環境で働き続けなければならないことで、職員同士が揉めてしまう・ピリピリした空気になってしまうといったケースも珍しくありません。

特に利用者のサポートに対して身体的・精神的にきついと感じている場合、その辛さを自分の中で消化できず、他の職員にあたってしまうこともあるようです。

また利用者だけでなくその家族とも関係を築いていく必要があるため、「家族からどう思われているか気になる」「相性が合わなくてきつい」と悩んでしまう職員もいます。

給与明細を見たとき

生活支援員は仕事内容に対して給与が低いと言われることも多く、この金銭面の不遇が「仕事がきつい」という声に繋がっていることは間違いないでしょう。

生活支援員の平均的な手取り給与額は13万円~16万円程度となっており、賞与などが全くでない施設も少なくありません。

一人暮らしの方や家庭を持っている方にとってはきつい金額と言えるため、前述した身体的・精神的なきつさと相まって退職を判断してしまう職員もいるようです。

逆に生活支援員の仕事を楽しいと感じる瞬間は?

逆に生活支援員の仕事を楽しいと感じる瞬間は?

ここまで、生活支援員の仕事のきつい部分を紹介してきましたが、きついと感じる方が多くいる一方で、生活支援員として働く中で楽しさややりがいを見つけている方もたくさんいます。

続いて、生活支援員という仕事におけるやりがいについて詳しく見ていきましょう。

利用者の方が心をひらいてくれたとき

介護施設などを利用している方の多くは何らかの障害を抱えており、生活支援員と思うようにコミュニケーションがとれないというケースも珍しくありません。

「どうして自分の気持ちが通じないのか」「なぜ自分の言うことを聞いてもらえないのか」と悩むときもありますが、時間をかけて利用者と接していくことで、少しずつ心を開いてくれるようになります。

利用者の意見や希望を聞きながら、しっかりと寄り添って支援できる人であれば、生活支援員という仕事にやりがいや楽しさを見出せるでしょう。

利用者の方の目標を達成できたとき

生活支援員は施設利用者の日常生活をサポートする役割を担っていますが、だからといって何でもかんでも補助をしてしまうと、利用者の方が習得する機会を失ってしまいます。

そのため、1人でできないことは生活支援員がサポートし、練習次第で1人でもできるようになりそうな動作は目標を設定して二人三脚で自立訓練を行うことが必要となります。

根気よく訓練した結果、利用者の方が目標を達成できたり、更なる成長を感じられたりしたときにやりがいを感じるという生活支援員が多いようです。

利用者・家族から感謝されたとき

施設の利用者はもちろん、その家族なども生活支援員の様子や働きをよく見ています。

普段から利用者に寄り添いつつ、家族からの意見や希望に対しても丁寧な対応を心がけることで、利用者やその家族から感謝の言葉をもらえることがあります。

毎日行う単調な業務であっても、改まって感謝されるとやりがいを感じられますし、自分の対応は間違っていなかったという自信にも繋がるでしょう。

介護施設での仕事がきつい場合は“就労移行支援事業所”での勤務を視野に

介護施設での仕事がきつい場合は“就労移行支援事業所”での勤務を視野に

生活支援員が働ける場所はグループホームなどの介護施設に限りません。

もしも介護支援の業務がきついと感じる場合は、就労移行支援事業所での就業を検討してみるのも1つです。

就労移行支援事業所は一般企業への就職に向けて職業訓練やマナー講習を実施する施設であり、高齢者施設と比較して利用者層が若く、障害も軽度である場合が多いのが特徴。

やりがいや楽しさはそのままに、3Kや重労働といった“きつい”要素を避けながら業務にあたれるため、介護施設での仕事が続かなかった方でも取り組みやすい職場と言えます。

当メディアを運営する就労移行支援事業所「チャレンジド・アソウ」では、生活支援員の求人を行っています。

生活支援員として働いてみたい方、また就労移行支援事業所での仕事に興味をお持ちの方はぜひ一度ご相談ください。

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まとめ

  • 生活支援員の仕事がきついと感じるタイミングとして、3K労働にあたるとき・重労働が続くとき・精神的負担が大きくなったときなどが挙げられる
  • きつい仕事が多い一方で、利用者と打ち解けられたり、利用者の目的を一緒に達成できたりしたときに大きなやりがいを感じる仕事でもある
  • 介護施設での仕事がきつい場合は、比較的障害が軽度な利用者が集まる就労移行支援事業所での勤務を検討してみるのも1つ

生活支援員の仕事はきつい部分が多くある一方で、やりがいや楽しさを感じられる仕事でもあります。

キャリアアップも可能な職業ですので、福祉業界での就労に関心のある方はぜひ一度チャレンジド・アソウまでご相談ください。

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