宇宙飛行士と人間力 | 就労移行支援事業所チャレンジド・アソウ

今月17日大阪の放火殺人事件でお亡くなりになられました方々に、
心からのご冥福をお祈り申し上げます。
また現在治療を受けておられる方々が一日でも早く回復される事をお祈り申し上げます。

こんにちは。
チャレンジド・アソウ新大阪のスタッフです。

本日は【宇宙飛行士と人間力】です。

13年ぶりに日本人宇宙飛行士の募集が始まり
11月19日に宇宙航空研究開発機構（JAXA）が、2021年度宇宙飛行士候補者募集要項を発表しました。

今回は世界初の「学歴不問、年齢制限なし」など世界に類をみない「ゆるい」条件で
具体的には下記内容です。

「2021年度宇宙飛行士候補者募集要項」によると応募条件は2つのみ
① 2021年度末の時点で3年以上の実務経験を有すること
●分野は問わない、正社員・派遣社員、自営など就業形態は問わない
② 医学的特性を有すること
●身長 149.5-190.5㎝
●視力遠距離視力両眼とも矯正視力1.0以上
●色覚正常（石原式による）
●聴力正常（背後２ｍの距離で普通の会話可能）

応募するにあたって相当難しい試験はあるにしても
学歴は問わない。高卒でも中卒でもOK。
年齢制限もない。LGBTQの方でも障害がある方も応募できる（障害については医学基準（非公開）に合致していればという条件があるそうです。）。
学歴不問を含めて、これほど条件を緩和した宇宙飛行士募集は「世界初」との事です。

今月8日に日本の民間人で初めて国際宇宙ステーション（ISS）に向かい12日間滞在した衣料品通販大手ZOZO（ゾゾ）創業者の前澤友作さんの事も記憶に新しいと思います。
彼の場合、宇宙船の乗船料金等ロシアで6月から訓練もされて掛かった費用は、
本人曰く『100億円などと言われているが、まあそんな感じ』との事でした。

前澤さんの様に宇宙に夢を持っているけれど
100億円は…、と思っていたら
JAXAの募集要項を知り、むさぼる様に確認しました。

その中でとても興味深い内容がありました。

■求める人物像
(1) 国際共同事業、多国籍なメンバーシップのチームの中において、日本の代表として、多様性を尊重しつつ、ミッションを成功に導くための協調性と十分なリーダーシップを発揮できる。
(2) 来たる国際宇宙探査ミッションを見据え、様々な環境に対しても適応能力があり、宇宙という極限環境での活動においても、柔軟な思考と着眼点を持ち、自らを律しつつ、適時的確な判断と行動ができる。
(3) ミッション参加により得た経験・体験・成果を世界中の人々と共有する表現力・発信力があり、それらを活用し人類の持続的な発展や次世代のために貢献する。

「宇宙飛行士の仕事ではチームワークが重視される。色々な人と協力しないと何かを成し遂げることはできない。社会経験ではチームワークが重視される。同僚、上司、部下と人間関係を構築して一つの目標に向かう。チームとして仕事をした経験が、宇宙飛行士として最も重視されているものの一つなのです」と2015年国際宇宙ステーション（ISS）に約142日間滞在した油井亀美也さんの言葉です。

これを見て、ふと我にかえりました。
宇宙であっても地球上であっても
そのまた小さな島国の日本であっても
仕事をするにはチームワークが重視され【人間力】がいるのだと！
知的能力的要素・社会、対人関係力的要素・自己制御的要素が必要なのですね。