寒さが厳しくなってまいりました。皆さまいかがお過ごしですか?
ついついコタツに入ると動けなくなり、カラカラに乾燥してしまい、
それを補うが如く、沢山水分を摂るのですっかり水太りしてしまっている下田です。
さてチャレンジド・アソウ大阪事業所と新大阪事業所では、
職業理解を深めることを目的に、毎月「企業見学」を行っています。
1月はシャープ特選工業株式会社様に行ってまいりました。
企業に到着すると受付に「チャレンジド・アソウ新大阪のみなさん、ようこそシャープ特選へ」の素敵なウエルカムボードが!「とくまるくん」という可愛らしいワンちゃんがお出迎え。
お心遣いに感謝いたします。
シャープ株式会社の創業者である早川徳次氏の直筆「何糞」という書の掛かるフロアで、
下記のようなお話を聞かせていただきました。
- 企業理念
- 会社概要
- 創業者早川氏の障害者雇用への思い・設立の経緯
- 経営方針
- 障害者雇用の現況
- 業務内容
- 企業が求める人材とは?
- なぜ働くのか?
- 企業実習について
- 職場定着に向けたコミュニケーションについて
- 相談することの大切さ
今後、就職活動を経て「働き続けること」を目標にしている訓練生の方々にとっては、とても貴重なお話しばかりでした。その中の何点かピックアップすると・・・
- 面接の前に経営理念を読んでおくことは「基本的なマナー」である。
- 経営理念とは行動に迷った時のコンパスのようなもの。
- 仕事での「自助自立」とは、出来ないことを発信し、出来るようになる為の工夫や改善を行うこと。
- 企業が求めるのは「働きたい、働かないといけない」という強い意志を持っている方。
- 長く働けている方の特徴は「趣味」を楽しんでいる。就労移行支援事業所に通う期間にも、そのことだけでなく、休日の楽しみ方やリフレッシュ方法も見つけておく。
- 分かった時に「分かった」。分からない時に「分からない」と言えること。
- アドバイス「こうしてみたら?」に「いえ、大丈夫です」ではなく、「はい、やってみます」と素直に笑顔で応えられる。
- 有効な実習にするには「課題抽出」と「明確な目的」が大切。
- 働く中での困りごとを相談する大切さ。解決できない場合でも伝えることが良い結果を導く。
また、企業内をご案内していただく中で、聞かせていただいた工夫や改善が随所に見られ、
理念が行動に浸透していることを実感しました。
「数を数えることが苦手で混乱する」
「手が不自由で作業に手間取る」
「車イスなので不可能」
そんなひとつひとつの場面に、
「では出来る方に頼む」ではなく「じゃあどうしたら出来る?」
と仕事に食らいつく。
時間も労力もかかりそうなことですが、そうすることが
意外な場面での気づきや発見に繋がることも。
また皆で、お一人の方の困りごとに向き合う時間こそが大切だと、お伝えいただきました。
見学後はウエルカムボードも、お別れの言葉に変わっており、
気遣いとあたたかさを感じました。
シャープ特選工業株式会社の皆様、
この度はお忙しい中、貴重な機会を頂きありがとうございました。
学ばせて頂いた「仕事に向き合う姿勢」を身に付けることができれば、仕事が何倍も楽しく、また職員の絆も深まっていくことだろうと、訓練生ともども気持ちに喝が入りました。
就職・定着に向けて頑張っていきましょう!
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