こんにちは。就労移行支援事業所チャレンジド・アソウ博多事業所の山本です。
本日は配慮事項についてのトレーニングを行いました。
自分がどんなことに配慮してほしいのかを考え、就活の際にそれを企業に伝えることがどれだけ大事であるかを学んでもらうことが目的です。
配慮事項は障害や疾患の特性によるものが大きく、個々の訓練生によって配慮してほしい内容は異なるのですが、皆さん一致して配慮してほしいと思っていることがありました。
一つは「急に仕事を頼まれると焦ってしまう」というもの。
臨機応変に対応するということが苦手な方が多いことが分かりました。
このような場合、先に仕事のスケジュールを伝えておいてもらうとか、そもそも依頼するタイミングを考慮してもらうなどで配慮してもらえるかもしれません。
他には「慎重にものごとを進めないと焦ってしまう」というもの。
自分の仕事に自信がなかったり、責任感が強すぎたりすると、仕事中ずっと不安を抱えてしまいかねませんね。自分はじっくりと見直しながら仕事をしたいのに、納期が迫っていて急かされてしまうと余計にミスが出てしまう!という方も多いのではないでしょうか?
このような場合、相談できる人を明確にして気軽に質問できる体制を整えたり、納期に余裕がある仕事を優先的に回してもらうような配慮をお願いできることもあります。
配慮事項とは、自分が長く働くために企業側へ伝えておくべきものですが、同時に企業側も皆さんに長く働いてもらうために知っておきたいものでもあります。
企業は皆さんが配慮してほしいことに対し、「合理的配慮」という観点から適切に対応していただけますので、面接等の際にしっかりとすり合わせることができるよう、時間をかけてしっかりと整理しておきましょう!
※「合理的配慮」とは(障害者の権利に関する条約)
障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。
【講座風景の見学】
12月21日(火)午前
12月22日(水)午前
【パソコン・作業風景の見学】
12月20日(月)午後
12月23日(木)終日