こんにちは。チャレンジド・アソウ博多事業所の山本です。
チャレンジド・アソウでの訓練では、報連相を重視しています。
仕事の場では、完了報告・情報の連絡・イレギュラーの相談などが
とても大事であり、いくらパソコン等の技能が優れていたとしても
報連相ができないと、上司や同僚との伝達が上手くできなかったり
問題への対処が遅れてしまったりする危険があるからです。
したがって、しごトレ(作業訓練)においては、作業技能を高める
ことと併せて、報連相をしっかりと行ってもらいます。
今日のしごトレの時間での一コマです。
数値カードを並べ替える作業を指示されていた訓練生が、完了報告を
しようにも指示した社員が見当たらずウロウロしていました。
もちろん「指示をした社員に報告する」が基本ですが、必ずしも指示を
した人がずっと近くに居るとは限りません。
そのような時にどうしたらよいか?
報連相の方法については書面で説明して渡してあるので、その書面を
再確認するように言いました。
するとその訓練生は、私ではなく、別の社員に声をかけに行きました。
どうしてわざわざ私ではなく、接点の少なかった別の社員に行ったのか。
私にすると理解できない行動だったので理由を聞いてみると、なんと
「山本さんは声が出ないので負担をかけてしまうと思って…」との答え。
実は私は今、週末の講座で声を使い過ぎて枯れてしまい、声が上手く
出せないのです。
報連相をどうすべきであるか?よりも、私の声を気づかってくれての
判断であったことを知り、とても嬉しく思いました。
就労に向けて様々なトレーニングを行い、色々なスキルを身につける
ことを目標に頑張ってもらっていますが、このような気遣いが出来る
ことも大事なことだなと改めて感じた日でした。
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