こんにちは。チャレンジド・アソウ博多事業所の山本です。
昨晩布団の中でふと思い出したことを書きます。
私は数年前、福祉の資格を取るために専門学校に通っていました。
学校の『人体』の授業では、赤ちゃんの発達の仕組みの一つである
「原始反射」について学びます。
たとえば、本能的に口に触れたものを吸おうとする「吸啜反射」や、
手のひらに物が触れると掴もうとする「手掌把握反射」などは、
ご存知のものも多いのではないでしょうか。
似たような反射行動に「非対称性緊張性頸反射」というものがあります。
これは、赤ちゃんを仰向けに寝かせて、顔を左右どちらかに向かせると、
下の絵のように自然に手足が伸びたり曲がったりするというものです。
授業でこの説明を聞いたとき、私は「は!そういうことか!」と思いました。
実は私は大人になってからも、寝る時に勝手にこの絵のような姿勢になって
しまうことが多く、この姿勢を取るととてもリラックスするんです。
おそらく自分のこの行動は、赤ちゃんの頃の原始反射の名残であったのだと
分かり、人体って本当に不思議だなぁと実感しました。
ただしこの非対称性緊張性頸反射は、本来なら生後12カ月くらいで消失する
ものらしいので、なぜ成人した今もその姿勢をとってしまうのかは謎です。
人の体って本当に不思議なことだらけなので、自分のことで何か分からない
ことがあっても普通なんだな、と思うようになりました。
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