こんにちは。チャレンジド・アソウ博多事業所の吉原です。
先日のトレーニングで報連相について話をしました。
はい、職場での「報告」「連絡」「相談」のことですね。
切り口を変えながら、何度となく繰り返したカリキュラムです。
訓練生の中にも「それ、知ってるよ」という顔をしている方もいます。
ただ、実際の場面で報告、連絡、相談をすることはなかなか難しい。
ある日私は、ほかの社員と話をしていました。
ちょっとややこしい話だったので、立ち話ながら長くなっていました。
すると目の端に、こちらに向かって歩いてくるひとりの訓練生が…。
「何か用事かな」と思っていると、
私たちが話し込んでいるのに気づいた瞬間、踵を返して自席に戻ってしまいました。
何だったんだろう??
急ぎじゃないのかな?いま言っておきたいことがあったんじゃないのかな?
と、いろいろ気になります。
結局「Aさん、何か用事じゃないんですか?」と、話しかけて
社員との話を中断することになりました。
「あ、いえ、話されてたので…」とAさん、バツが悪そう。
「そんな時はどうしたらいいんでしたっけ?」
「あ!そうでした。『いま、よろしいですか?』です」と思い出した模様。
自分が何か用件を抱えているとき、伝えたい相手が忙しそうで
話しかけづらい場合でも、「いま、よろしいですか?」といったんは
話しかけてみましょう。
そしたら相手が「いまちょっと難しいけど、手が空いたら声をかけますね」
などと調整をしてくれることがほとんどです。
これは報連相のトレーニングで常々お伝えしていました。
でもそうなんですよね。知識として知っていても、いざとなると行動につながらない。
これはもう、何度もやってみるしかありません。
やった者勝ちです。
ちょっと勇気がいることですが、やってみましょう。
ちなみにAさんは、昨日言えました。
私はほかの社員との話を中断して、「言えたね~!」と、
Aさんとの話を優先させてしまったくらい嬉しかったことでした。
チャレンジド・アソウでは、トレーニング時間中だけでなく、
何気ない場面でも就労に活かせるヒントをお伝えしています。
難しいと思ってたことが気がつけば身についているって、いいですよね。