こんにちは。福岡BPOの山本です。
先日、障害者フォーラムに参加してきました。
内容は、福岡市内に店を構える
餃子専門店黒兵衛の執行社長の講演と、
障がいを持ちながら働く方の話を聞きました。
黒兵衛の執行社長は、自らが障害者であり、起業した人です。
日々の生活に困難さを持ちながら、
母親の介護をきっかけとして東京に住まいを移し、
ひと月のうち数日を福岡の店へ通うという生活です。
自身の特性を理解し、特性を生かした、発想と企画力とで
障害者の社会作りを始めます。
そうして餃子作りの工程が単純明快で、
障害者に向いた仕事であることに気づきます。
餃子を作る工程は、玉ねぎは、皮をむくと茶色から白に変わり、
炒め続けると白から飴色に変わるので、
できたことが認識できるというのです。
また、障害者が働き続ける為には、保証が必要とおっしゃいます。
例えば、決った時間に好きなテレビ番組を見ることにこだわりがあれば、
休み時間として保証するといったことです。
重度の障害者を雇用し、根気強く働き続けられるよう支援しています。
今では、障害者が戦力となり、なくてはならない存在になっているとのことでした。
次に、障がいを持ちながら働く方の話を聴きました。
私は、これまで他の会社で、障がいがあり働いている人の、
生の声を聴く機会は、ほとんどありませんでした。
どの様なことにやりがいや喜びを感じ、
どの様な目標を持って働いているのかといったことを知る、良い機会でした。
執行社長もおっしゃっていましたが、人から必要とされ、役に立つ、褒められる。
また、仕事をすることで仲間が増え、色々な人と話す機会ができる。
これらのことが働く喜びや生きがいになるそうです。
話しをしてくれた方の誰もが、仕事仲間とのつながりを持ち、
たくさんの人と話したいとも言っていました。
長く働いてきた私の人生の中でも、仕事仲間は、とても大切なつながりです。
退職をしたあとの今でも、お付き合いは楽しく続いています。
毎日、一緒に働くBPOのメンバーが、互いに良い関係を築くことができるよう、
チーム作りに努力しようと思います。