障害者の方の就労移行支援
就労移行支援で学べる障害者雇用の就職で採用される履歴書の書き方

就労移行支援で就職で採用される履歴書のポイントをご紹介

就労移行支援を利用することで、一般就労を目指す障害者の方はたくさんいらっしゃいます。

そして就職活動の際、とても大切になるのが履歴書の作成です。

履歴書は企業に対して自分を説明して理解してもらう大切な書類であり、適切に伝えることができないと企業側の正しい採用か不採用の判断に悪影響を与えることもあります。

また、履歴書を通した企業との相互理解が出来ていないと、応募者自身も就職先の企業とミスマッチングになってしまう可能性もあるでしょう。

そのため、履歴書では応募先の企業が求めているスキルや経験、人柄を分かりやすく伝えることが大切で、逆に応募先の企業に関する企業情報、職種、業務内容を事前に把握した上で企業のニーズに応えられるような履歴書を作成する必要があります。

履歴書に関して、障害のことについての書き方や職歴を記載する職務経歴書の記入など、自分自身を正しく適切に伝える必要があるため、項目の記入漏れといったミスはないようにしましょう。

このページでは、就労移行支援を利用して就職を目指す場合の履歴書の書き方についてご説明していきます。

履歴書作成のポイント

就労移行支援サービスを利用する目的は、その後の一般企業での就労を目指すことです。

最大2年間の間、就労移行支援で様々なスキルを身につけて希望の企業で就職をしていくのですが、最後に大切になるのが就職活動で必要となる「履歴書」。

企業に対して自分をアピールするためにも、正しく誠実に書くことが必要となるので履歴書を作成する得のポイントを確認します。

●就職したいという気持ちを素直に記入すること
●内容を間違えずに正しく記入すること
●求人や応募先企業が求める人材であるか意識すること
●志望動機や職務経歴は応募する企業や職種に合わせた適切な記入方法にすること
●抽象的な内容ではなくできる限り具体的な内容を記入すること

最低限、以上の4つを意識して履歴書の作成することが大切です。

障害者雇用を行っている企業は、自分たちの会社に入りたいと考えている人を探していますし、それだけではなく、募集している職種、ポジションにふさわしい人かどうかも考慮して選考しています。

自分自身がその会社のそのポジションにふさわしい、そこで働きたいと感じたのであれば、それが伝わるような履歴書作成を行いましょう。

障害に関して記入の仕方

就労移行支援を利用しているのであれば、何かしらの障害をお持ちの場合が多いでしょう。

そして、ご自身が持つ障害のことは応募先の企業にも正しく伝える必要があり、入社後にお互いが気まずいことにならないよう、仕事に影響が出ないようにしっかりと記入しましょう。

履歴書への障害の記入方法ですが、基本的に障害について記入欄がある履歴書を使うか別紙を用意して、そちらで障害に関する資料を作成して履歴書、職務経歴書と同封して提出するかになります。

障害について記入する内容は下記となります。

  • ご自身がお持ちの障害名(診断名)
  • お持ちの障害者手帳の種類と等級、取得年月日
  • 障害が判明した時期と原因・経緯
  • 得意な業務や苦手な業務
  • 会社や上司、部下、同僚に求める配慮の内容
  • 就労に関する主治医の意見
  • 通所している就労移行支援事業所名や通所頻度
  • その他、必要に応じて記入

これらは基本的に記入した方が良い内容であり、それ以外に記入するべき事柄があれば、必要に応じて記入することをおすすめいたします。

また、この部分の具体的な記入方法に関して不明点などあれば身近にある就労移行支援事業所や支援機関に聞いてみるとよいでしょう。

就労移行支援事業所に通所されていればもちろんそこの就労移行支援員が1人1人に合わせて記入方法を指導してくれます。

学歴・職歴記入・資格・志望動機の記入ポイント

基本的に通常の履歴書と同じルールに則って記入します。特別な書き方はないので、間違えないように記入を進めましょう。

学歴

和暦(昭和●年や平成●年など)もしくは西暦(200●年など)どちらかに統一してください。

また、間違いが起こりやすい「入学」、「卒業年」、「月」は間違っていないか、しっかりと確認しましょう。

学校名だけではなく、「○○県立」「○○市立」も省略せずに記入するのをお忘れなく。

職歴

職歴の欄では会社名と所属していた部署、配属先の記入をします。

ここでは職歴の大まかな把握をするので、具体的な仕事内容などは記入しません。

どのような会社を経験してきたのかを一目でわかるようにしましょう。

職務経歴書

こちらの職務経歴書は履歴書と別の用紙で記入することになり、職歴をより詳細に記入します。

それぞれの会社で具体的にどんな仕事に従事していたのか、どういった成果を挙げられたのか、仕事を通してどういったことを学び、成長出来たのかなど出来るだけ分かりやすく、記入します。

この記入内容から、企業はその人の仕事に対する意識や考え方を感じ取ることができるのでしっかりと記入するようにしましょう。

志望動機

この記入欄では、応募先の企業に入って貢献したいという気持ちを素直に書きます。

よくあるような定型文ではなく、自分の言葉で書くことが非常に大切になりますので、1人で書くと難しいかもしれませんが、就労移行支援員にサポートを受けながら記入すると上手に書けるでしょう。

作成の注意点・守るべきルール

履歴書を作成するにあたって、気をつけるべきポイント・ルールがありますので確認していきます。

  • 文字の大きさや量を意識する

記入欄に対して適切な文字の大きさで、適切な文字数を意識します。極端に大きな文字や小さな文字で記入したり、記入欄に対して空欄が目立つのはよくありません。

  • 作成はボールペンかパソコン

履歴書の作成にはボールペンによる手書きかパソコンでの作成をしましょう。就労移行支援を利用していれば、パソコンでの作成も出来るようになりますので、手書きが得意でない方などは遠慮せずパソコンで履歴書を作成することをおすすめします。

  • 略称や略記を用いない

学校名、会社名をはじめとして、履歴書に記入する内容は全て正式名で記入しましょう。

  • 修正や訂正をしない

履歴書を手書きで作成中に万が一記入ミスをしてしまった場合には、修正液や修正テープ等で修正するのはよくありません。ミスをしてしまった場合は、別途書き直しをしましょう。

ただし、パソコンで作成中であれば修正箇所だけを直すことが出来ますし、負担は少ないです。

就労移行支援で履歴書の作成を学べる

ここまで、障害をお持ちの方が履歴書を作成する際に気をつけるべき、確認すべき内容を紹介してきました。

ここでご紹介したのは障害者の方が就職活動で履歴書を作成するときに気をつけるべき内容のほんの一部です。これ以外にも上手な書き方、言葉の表現方法などたくさん存在します。

就労移行支援事業所では、このような就職活動で大切となる応募書類である「履歴書」の書き方を学ぶことができます。

就労移行支援サービスを利用しておらず1人で履歴書を作成した場合、作成した履歴書の完成度が分かりません。

しかし、就労移行支援事業所を利用していれば履歴書の作成の際に就労移行支援員がサポートしてくれます。

日々、就労移行支援を利用する中で普段の姿を見たうえで適切なアドバイスを受けることが可能でよりあなたらしい履歴書を作成することが可能。

就労移行支援事業所を利用することで、履歴書の書き方を単純に教わるのではなく、あなたにあった適切な履歴書作成をサポートしてもらうことが出来るのです。

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