障害や難病を抱えている方は就職や復職に苦労することが多いです。そのような方にはぜひ就労移行支援制度の利用をおすすめします。
しかし、就労移行支援事業所は全国に大手・中小合わせて3,400ヵ所以上あると言われており、「一体、どこの就労移行支援事業所がおすすめなのか?」といった疑問もありますよね。
そこで、今回は下記の項目に絞って就労移行支援事業所はどこがおすすめなのかを解説していきます。
- 事業所選びは大手と中小どちらが良いのか
- おすすめの就労移行支援事業所はどこか
それでは、早速本文へとお進みください。
就労移行支援制度利用についてのおさらい
就労移行支援制度は一般企業への就職の意思を持つ、または能力がある方が対象。基本的に利用期間は2年間となっており、利用料は前年度の世帯収入(1世帯あたりの収入)によりますが、ほとんどの方が無料で利用できています。
そして、就労移行支援制度を元に障害を持つ方や難病を抱えている方の就職をサポートする目的で作られたのが就労移行支援事業所です。
この就労移行支援事業所では、障害や難病を抱える方が目指す就職を実現するためにビジネススキルを習得したり、一人では大変な就職活動のサポートを受けたりすることができます。
こういった就労移行支援制度についてのより詳しい内容は、こちらの「就労移行支援とは」にて解説しております。就労移行支援とはなにか、ここで詳しく知っておきたい方はぜひご覧になってください。
就労移行支援事業所の選び方のポイント
就労移行支援に関する情報を取り扱っているサイトなどでは大手が良い、大手の方が優れていると話してあるところもありますが、実はなんでも大手が良いとは一概には言えません。
大手であろうが、中小であろうが就労移行支援事業所の選び方のポイントは同じ。
自分の目標とする就職を実現するための就労移行支援事業所であれば大手だろうと中小だろうと問題はありません。
事業所選びのポイントは3つ。利便性・サービス内容・実績
- 事業所に通うのに無理がないか
- 自分が必要とするカリキュラムが用意されているか
- 就職や職場定着の実績が明記されているか
この3つを抑えている就労移行支援事業所を選ぶことが障害や難病を抱えている方が望む就職を実現するカギです。
事業所に通うのに無理がないか
毎日の就労移行支援事業所に通う際に体力的にも精神的にも負担になるのはよくありません。
利用する方は障害や難病を抱えているわけですから、事業所に通うだけでクタクタでは就職を実現するためのスキルを身に付けるのも就職活動をするのにも支障が出ます。
事業所が自宅に近いか、交通機関は利用しやすいか、乗り換えが少ないかなどを確認するのが良いでしょう。
大手の就労移行支援事業所は都市部にあることが多いので、郊外や地方に住む方は自宅近くの中小規模の就労移行支援事業所を選ぶのも選択肢の一つです。
自分が必要とするカリキュラムが用意されているか
利用者の皆さんは就労移行支援事業所を選ぶ際には具体的に希望する就職先が決まっている場合と、決まっていない場合があります。
事務職が良い、軽作業職がよい、Web系の企業に務めたいなど人によって様々だと思いますので自分が希望するスキルを磨くためのカリキュラムが就労移行支援事業所に用意されているかを確認して決めるのが良いです。
就職や職場定着の実績が明記されているか
最近の厚生労働省のデータによると就労移行支援事業所からの就職移行率は約16%と言われています。
人数の少ないところや一部のカリキュラムがきちんと用意されていない全体の3割の事業所では就職移行者がゼロであったなんてニュースも耳にします。
それに比べ広告などを大々的に打ち出している大手の就労移行支援事業所では就職率80%以上のところも多いです。
これらのことから就労移行支援の情報を取り扱うサイトでは大手が良い、大手一択であると謳っていますが、もちろん中小でも高い就職移行率を誇っている事業所もあるので一概には言えません。
つまり、大事なのは就労移行支援事業所選びにおいて、大手だから良い、中小であるからダメではなく、きちんと就職率や定着率を明示してあるか、問い合わせの際にそれらデータをきちんと出してくれるかがなのです。
なぜ大手の就職移行率は高いのか
大手の就労移行支援事業所はスタッフが多く、カリキュラムも充実していることが多いです。そんな大手の就労移行支援事業所の就労移行率が高いのには、他にも訳があります。
というものも、就労移行支援事業所はハローワークや人材派遣会社ではないので、直接利用者に仕事や職場を斡旋することはないです。
しかし、就職移行率が高い事業所によっては、ハローワークに丸投げするのではなく自らが企業とのコネクションを作ってあったり、ハローワークや人材派遣会社と密にコミュニケーションをとって就職移行率を上げようと努力しているところもあります。
もちろん、ハローワークに丸投げしない後者の方が利用者にとって有利になるのは言うまでもありません。
また、就職移行率が高い=事業所の知名度が高いことにもつながります。
障害や難病を抱えている方を雇用する企業側としても知名度の高い事業所であれば、「あの事業所出身の方か」と就職面接など安心につながる面もあるかもしれません。
大手事業所と中小事業所の比較説明
それでは、最後に大手の就労移行支援事業所と中小の就労移行支援事業所、それぞれの良いところを挙げて比較してみましょう。
大手就労移行支援事業所 | 中小就労移行支援事業所 |
---|---|
就職移行率、職場定着率の平均が高い。公表しているところが多い | 質の悪い(就職移行率、職場定着率が低い)事業所もあるが、大手よりも業績が良いところもある |
カリキュラムやサービスが豊富に用意されているところが多い | カリキュラムやサービスが細かく設定されているところが多い |
幅広い職種に強い | 特定の職種など専門的に強みを持つところが多い |
人数が多いので活気がある | 人数が多くないのでサポートが手厚い |
全国に展開しているので通いやすい | 全国展開はないが、自宅の近くで探しやすい |
このように大手、中小それぞれ良いところがあります。
もちろん、それぞれにデメリットもあるので、評判だけ、知名度だけで大手を選ぶのも良くないですし、家に近いからという理由だけで中小の事業所を選ぶのも良くありません。
あくまでも、先ほど解説した就労移行支援事業所の選ぶポイント3つを抑えたところを選ぶのが後悔や失敗しない就労移行支援事業所選びのコツです。
おすすめの就労移行支援事業所は「チャレンジドアソウ」!
さて、最後におすすめの就労移行支援事業所を紹介してこの記事を締めましょう。就労移行支援事業所をお探しの方におすすめなのは、「チャレンジド・アソウ」です。
こちらのチャレンジド・アソウの紹介ページでも紹介しておりますが、一番の理由は業界トップクラスの就職率と定着率の高さ。なんと就職率85%、定着率90%を誇り、ほとんどの利用者がチャレンジド・アソウを利用して自立した生活を手に入れています。
これほど高い就職率と定着率を誇るのには理由があり、その一つがスタッフからのかなり手厚いサポートです。
就職活動って初めて会う相手に自分のことを話さないといけないので、緊張したり不安があったしますよね。しかし、チャレンジド・アソウではハローワークや面接を受ける企業へスタッフが同行してくれることが可能で、利用者の不安に徹底的に寄り添ってくれます。
また、就職後も定期面談や企業と利用者をつなぐ役割を担ってくれるので、就職してからの不安にも向き合ってくれる点が嬉しいポイント。「就職したらハイ終わり」といった冷たさがなく、チャレンジド・アソウは利用者のことをとことん考えた就労移行支援事業所です。
そんなチャレンジドアソウですが、事業所は福岡本社を始め、広島・大阪・名古屋など全国的に展開しています。(チャレンジドアソウの事業所一覧はこちら)
無料の見学会や資料請求なども受け付けておりますので、ご興味のある方はぜひ一度お問い合わせくださいませ。