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解離性障害に向いてる仕事の種類と就職・転職におすすめの方法

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解離性障害に向いてる仕事の種類と就職・転職におすすめの方法

解離性障害の方に限らず、障害をもっている方の仕事選びは非常に大切です。自分にあった適職を見つけられるかどうかによって、就職したあとも継続して働けるかどうかが変わってきます。

しかし、どの仕事が解離性障害に向いてるのか、または向いてないのか、と言う判断は自分だけで判断するには難しいでしょう。さらに、解離性障害と一口に言っても、実際にはそれぞれの症状によって特徴も異なるため、仕事探しで適職を見つけるのは本当に難しいのです。

そこで、このページでは、解離性障害の方に向いてる仕事について、障害の特徴や症状の分類と併せて一緒に見ていきたいと思います。

解離性障害のあなたの仕事選びの参考になるかと思いますので、ぜひ、実際に働くイメージをしながらご覧いただければ幸いです。

監修:池田 倫太郎

株式会社チャレンジド・アソウ立ち上げの中心メンバー。就労移行支援事業、就労定着支援事業、特例子会社の運営を行う。

チャレンジド・アソウ広島事業所 / チャレンジド・アソウ大阪事業所 / チャレンジド・アソウ新大阪事業所 管理者 サービス管理責任者

目次

解離性障害の特徴と症状の種類

解離性障害は、先天的なものでも脳の病気によるものでもなく、心の傷が引き起こす神経障害の一種です。

私たちの意識や記憶、思考、感情、知覚、アイデンティティ(自分はこういう存在であるという感覚)などは1つに統合されています。

解離性障害における「解離」とは、何らかの原因で統合する機能が損なわれて、意識が飛んだり記憶が抜け落ちたり、自分が自分でないような感覚に陥ったりして自己統制ができなくなる現象をいいます。

例えば、大切な人が突然亡くなったときなど、ショックのあまり意識を失うことがありますが、これも解離の一種。刺激(ストレス)が強すぎて処理しきれないときに、ストレスを遮断しようとして自動的に生じる防衛反応ともいわれます。一時的なものであれば正常な範囲内の解離現象で、だれでも経験し得ることです。

しかし、自分の限界を超えた重いストレスにさらされると、意識や思考、記憶などを切り離して苦痛から逃れようとします。この状態が繰り返し長期間続くと解離現象(防衛反応)が習慣化してしまいます。そうなると解離現象は日常生活に支障をきたす解離性障害となってしまいます。解離性障害は、仕事における強いストレスによっても生じることがあるため、適職を選ぶことは非常に重要です。

解離性障害にはいくつかのタイプがあり、世界保健機関(WHO)による診断ガイドラインICD-10では、次のような症状を伴うものを「解離性障害」に分類しています。

離人症性障害

解離性障害のうち、離人症性障害とは、自分の体が自分のものでないように感じられ、まるで自分を外から眺めているような気がするなど、現実感や実感が喪失する状態です。
足元がふわふわして宙に浮いているようだとか、皮膚に触っても何も感じないという人もいます。

解離性障害の本人は会話をしているつもりなのに、頭の中でしゃべっているだけで声に出ていないということもあります。
離人症制障害を発症すると喜怒哀楽の感情も乏しくなり、何をやっても自分がやっているように感じることができなくなります。

解離性健忘

解離性障害のうち、解離性健忘とは、いわゆる記憶喪失の状態で、記憶の失い方によって以下のタイプに分けられます。これらの症状はひとりの人にいくつか重なって現れることもあります。

解離性健忘
限局性健忘 ある限られた期間の出来事を思い出せなくなるもので、犯罪被害などに遭った人は、恐怖心や身体感覚を忘れるだけでなく、当時のことがそっくり記憶から抜け落ちてしまうことがあります。
限局性は解離性健忘の中で最も多く見られるタイプです。
選択性健忘 ある限られた期間の出来事の一部は記憶にあるものの、全部は思い出せない状態をいいます。暴行を受けた記憶はないが、その場所だけは覚えがあって近づけないといったことが起こります。
全般性健忘 自分がだれなのか、今どこにいて何をしているのかがわからず、さらに過去の経験も忘れてしまうものです。記憶が一切ないまま遁走(とんそう)して、見知らぬ土地で別人として生活する人もいます。
系統的健忘 母親のことを覚えていないなど、その人にとって特別な存在の人に関する記憶を失ってしまうものです。
持続性健忘 解離性健忘を発症した後に新たに起きた出来事を記憶できないものです。

解離性同一性障害

解離性障害のうち、解離性同一性障害とは、自分の中に複数の人格が存在し、交代で表に現れたり消えたりするもので「多重人格障害」とも呼ばれています。別人格は2~10人前後が多いのですが、100人以上も存在するという症例があります。

人格交代(スイッチング)するきっかけも一定ではありません。

解離性同一性障害における別人格は年齢や性別、言葉づかい、態度、洋服などの好み、利き腕、クセまで異なることがあるため、周囲の人からは「演技」とか「嘘つき」と思われることもありますが、とくに問題を起こすこともなく社会生活を送る人が少なくありません。

その一方、自分の思い通りにいかない場面では粗暴な人格にスイッチングして仕事などでトラブルを起こしてしまうケースもあります。

解離性昏迷(こんめい)

解離性障害のうち、解離性昏迷とは、大きなショックや絶望を感じたときに、音や光などの外的刺激に対する反応がなくなり、長時間動けずに横たわっているか、座ったままでいる状態のことです。自分から言葉を発したり体を動かしたりすることもできません。

 

このほか、心因性失声、心因性難聴、心因性錯乱状態、解離性運動障害、解離性けいれんなども解離性障害に含まれます。

解離性障害の原因

解離性障害の原因は、幼少時の虐待、ネグレクト(養育放棄)、いじめ、性的虐待、家庭内暴力、監禁、犯罪被害、大災害、交通事故など、生命の危機にさらされるほどの恐怖体験が心的外傷(トラウマ)となり発症するとされています。

解離性障害の「離人症」は、心的外傷に耐えられない状況が続くことによって、「これは自分のことではない」と考えて意識や感情を断ち切ることが原因として発症し、現実感の喪失や浮遊感、感覚の鈍麻といった症状となって現れます。

解離性障害の「健忘」は、恐怖体験をしたときの感情や記憶を切り離して思い出せないようにすることが原因とされ、記憶喪失という症状となって現れるものと考えられています。

解離性障害の「解離性同一性障害(多重人格)」は、切り離した自分の感情や記憶が別の人格となって成長し、苦しい状況に置かれたときに身代わりとなって現れるものと見られています。しかし、解離性同一性障害の場合は、主人格とかけ離れた性質であっても「もうひとりの自分」であることには違いないので、別人格のことを否定されると主人格が傷つくこともあります。

なお、解離性障害の離人症や健忘、解離性同一性障害といった症状は統合失調症や境界型パーソナリティ障害、うつ病、不安障害、発達障害などでも見られます。それらの病気と解離性障害が併存していることも考えられますから、きちんと区別するためにも精神科か心療内科の病院を受診して治療するようにしましょう。

解離性障害に向いてる仕事・働きやすい職業例

解離性障害の人に向いてる仕事や働きやすい職業としては、時間制限や仕事量のノルマがない仕事などが考えられます。

具体的に解離性障害の方が働きやすい仕事・職業例としては以下のような仕事が考えられます。

事務職

事務職と言っても、高度な知識や経験を要求される業務から単純作業の業務まで様々な仕事内容があります。

解離性障害の方でも仕事量のノルマのない単純作業の事務職のような仕事であれば、無理なく継続して働くことができます。

例えば、データ入力、テープ起こし、数値確認など、PCスキルなどがあれば、人気の高い事務職でも活躍できる場はあります。

事務職のようなバックオフィス業務の仕事は、営業職などと違って対面での仕事が少ない職場も多いようです。そのため、解離性障害の方にもおすすめの仕事と言えるでしょう。

軽作業

軽作業と言っても様々な業務内容があるので、自分の興味がある仕事を探して応募してみると良いと思います。特徴としては肉体労働ではなく、マニュアルや指示に従ってコツコツと作業に従事するような仕事なので、解離性障害の方も比較的働きやすい仕事と言えます。

主な例としては、検品、梱包、ピッキング、仕訳、ポスティング、商品管理、組立、シール貼り、箱詰め、仕分けなどがあります。 工場や倉庫といった場所で働く業務内容が多いのが特徴です。

サービス業や接客業とは異なり、対面的な仕事はないことから解離性障害の方でも働きやすい仕事かと思います。

清掃業

清掃業は、その名の通りお掃除の仕事で、こちらも黙々と自分のペースで掃除するだけなので、解離性障害の方にもおすすめです。

清掃業も様々な種類があり、オフィスクリーニング、病院清掃、特殊清掃、ハウスクリーニングなどがあります。

清掃業務も軽作業と一緒で同じ作業の繰り返しとなるので、解離性障害の方でも取り組みやすいお仕事だと言えます。

在宅ワーク(Webデザイナー、Webライターなど)

時間制限や仕事量のノルマを調整しやすい仕事としては、WebデザイナーやWebライターのような仕事も解離性障害の方にはおすすめです。解離性障害の方は強い心的ストレスを避ける必要があるので、仕事選びでも自分のペースで働ける職業を選択することは非常に大切です。

また、こうした仕事はクラウドソーシングサービスを利用すれば、在宅ワークでも仕事ができたりするので解離性障害の方も働きやすいと言えます。しかし、場合によっては、納期に追われたりすることもあるので、仕事を受注する時は最初から沢山の仕事を抱えないようにするのもポイントです。

仕事探しや就職・転職活動で適職を見つけるためにおすすめの方法

解離性障害の方が就職や転職、再就職をするときには以下のようなサービスを利用することで仕事探し、就職、転職がスムーズに進められるのでおすすめです。

ハローワークの専門援助窓口(障害者窓口)を利用する

ハローワークは求人紹介件数が多いため、仕事探しをするにあたって有名な相談先です。ハローワークには障害のある方のための専門の窓口もあります。ハローワークに就職相談する場合は、障害者雇用・一般雇用枠どちらでも、自分の解離性障害の症状に合った仕事先の相談が可能となっています。

障害のある人を対象とした人材紹介会社を利用する

障害のある人を対象としている人材紹介会社では、仕事内容や職場環境など具体的な仕事情報を豊富に持っていることが多いです。そのため、自分の解離性障害の症状にも適した求人を紹介してもらえる可能性が高いと言えます。

就労移行支援を利用する

就労移行支援は障害者総合支援法に基づく福祉サービスのひとつ。就労移行支援では、一般企業への就労を目指す、障害や難病のある休職中、離職中の方が利用できます。解離性障害の方を支援の対象としている就労移行支援事業所もたくさんあるので、就労移行支援を利用した就職は解離性障害の方にもおすすめと言えます。

就労移行支援とは

就労移行支援とは、障害者総合支援法に規定される障害福祉サービス(自立支援給付)の中の訓練等給付に位置付けられます。そして、このサービスを提供する事業所のことを就労移行支援事業所と言います。

障害があって一般就労したいけど就職が決まらない方、履歴書の作成や面接、コミュニケーション等が苦手な方、これまで仕事が長続きせずキャリアが作れない方など、就職に困っている方の就職から定着までをサポートしてくれるのが就労移行支援事業所です。

就労移行支援と同じ障害福祉サービス(自立支援給付)には、就労継続A型事業所(雇用型)と就労継続B型事業所(非雇用型)がありますが、就労移行支援事業所では、「2年間」という利用期間の中で、一般企業に就職し、就職したその後も就労継続することを目指して支援するのが特徴です。

就労移行支援サービスの具体的な内容

就職を目指すためのトレーニング

解離性障害の方が就職して働き続けるために必要なスキルをトレーニングで習得し、自己理解や仕事への理解を深め、実際に職場での実習を経て、自分のやりたい仕事、できる仕事を厳選し、適職を見つけていきます。

就職活動の支援

就職活動をする段階に入ったら、就労移行支援事業所の社員が、履歴書・職務経歴書の添削や、求人票のチェック、面接同行等を一緒にやってくれます。就職が決まるまでの間ずっと、社員が相談に乗ってくれるため、解離性障害の方も安心して就職活動をすることができるでしょう。

働き続けるための就職後の定着支援

就職が決まっても就労移行支援事業所の支援は続きます。就労移行支援では、解離性障害の方が就職後もその仕事を続けていけるように仕事への定着をサポートしてくれます。定着支援では、就労移行支援事業所の社員が、解離性障害の方が実際に職場で経験したことや仕事で困っていること等の相談に応じたり、時には解離性障害の症状や仕事で困難に感じていることについて企業と相談したりしてくれるため一人で悩むことなく、早く職場に適応することができるでしょう。

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