「就労移行支援を利用すれば40代でも就職できるかな?」と悩んでいる方はいませんか。
障害や疾患のために長期間療養していた方にとっては、再び就職活動をして働き始めることは勇気が必要ですよね。それが、40代ならなおさらです。
この記事では、40代で障害や疾患のある方の、就労移行支援を利用した転職・就職活動について下記のようにまとめました。
- 就労移行支援の概要
- 40代で転職・就職する方法
- 就労移行支援事業所の選び方
この記事を読めば、就労移行支援や40代からの転職・就職方法が理解できますよ。それでは、就労移行支援を利用した40代からの転職・就職について、一緒に確認していきましょう。
就労移行支援を利用して40代で転職・就職しよう!
就労移行支援を利用すれば障害や疾患のある方も、40代から転職・就職することが十分可能です。
なぜなら、後ほど詳しく解説しますが、就労移行支援事業所のスタッフが40代のあなたの障害や疾患を理解し、無理のない転職・就職活動をすすめていくからです。
具体的には、あなたにあった働き方や仕事を選んだり、職場体験によって少しずつ自信を回復したりといった方法で進めていきます。
40代からの転職・就職方法を理解するためにも、まずは就労移行支援について確認していきましょう。
就労移行支援とは?
就労移行支援とは障害や疾患のある方向けの就職支援で、事業所に通って実際の仕事で役立つスキルを学んだり、就職活動のサポートを受けたりする通所サービスです。
就労移行支援の利用対象者を確認しよう
就労移行支援は40代の方が利用できる障害福祉サービスで、利用対象者は「障害者」「雇用が見込まれる方」と限られています。
なお、障害者の定義は、障害者総合支援法やそのほかの法令によって下記のように定められています。
- 障害者手帳保有者
- 障害者総合支援法における対象疾病(難病等)の方
- 自立支援医療受給者証保有者
- 医師の診断書のある方(就労移行支援の利用が望ましいと判定できる)
障害者手帳の有無は就労移行支援の利用には関係ありませんが、障害者雇用での転職・就職を考えると後で必要になってきます。
ただ、慌てて取得する必要もなく、就労移行支援事業所のスタッフに相談してからでも遅くありません。
就労移行支援で受けられるサービス
就労移行支援は単なる就職支援ではなく、就職後も働き続けるために必要な知識やスキルの習得支援を受けられます。具体的な支援内容は下記のとおりです。
- 知識やスキルの習得支援(パソコン、事務、軽作業)
- 就職活動支援(求人開拓、面接対策、面接同行)
- 職場体験(企業での仕事体験)
- 就職後の職場定着サポート(就職後6ヵ月間)
- 日常生活の支援(生活相談、体調管理)
就職後も安定して仕事ができるように、就職活動支援以外の知識・スキル習得支援や職場定着サポートも充実しているため、40代のあなたにはピッタリのサービスといえます。
また、多方面からあなたをサポートするため、就労移行支援事業所には就労支援員、職業指導員、生活支援員のほか、サービスを統括するサービス管理責任者がいます。
生活面のサポートもある
就労移行支援事業所では生活相談や体調管理などの日常生活の支援も受けられます。
支援内容は事業所生活に慣れない時期のサポートや、ちょっとした生活相談、日々の体調管理など様々です。
事業所生活に不安な方も、事業所スタッフに相談しながら少しずつ事業所生活に慣れることができますよ。
40代で転職・就職するポイントとは?
冒頭でも述べましたが、40代で転職・就職するためには、就労移行支援事業所のスタッフとともにあなた自身を理解し、無理のない転職・就職活動をすることが重要です。
この章では40代で転職・就職するポイントを解説していきます。
自分の障害・疾患を理解し受け止める
40代で転職・就職するポイントの一つ目は、自分の障害や疾患をしっかり理解し受け止めることです。なぜなら、就職後も安定して働き続けるためには、まず自分自身を理解することが重要であるからです。
就労移行支援事業所スタッフとともに自分の障害・疾患や自分自身を分析して、自分に向いている働き方や仕事をみつけていきましょう。
しっかり分析することで転職・就職の成功や安定した仕事の継続に繋がります。今まで経験してきた仕事が自分にとってストレスになっていたということも十分考えられます。
そのような場合は、事業所の訓練で新しいスキルを身につけ、新しい分野の仕事に挑戦もできますよ。
自分の武器を再確認する
40代で転職・就職するポイントの二つ目は、自分の好きなことや得意なことを再確認することです。
なぜなら、好きなことや得意なことがわかれば、関連した仕事を探して安定した働き方に繋げられるからです。
自分にとって苦手な仕事をする会社に転職・就職しても、ストレスがたまり精神的に不安定になってしまいます。
自分の好きなことや得意なことの再確認は、あなたらしさを発揮できる仕事をみつける手がかりです。楽しく仕事をすることで、精神的な安定も手に入れられますよ。
職場体験で自信をつける
40代で転職・就職するポイントの三つ目は、就労移行支援のサービスの一つである職場体験に参加することです。
なぜなら、職場体験によって仕事ができるという自信をつけられるからです。
長期間仕事を休んでいた方にとっては仕事自体がストレスです。ただ、職場体験で会社へ行き実際の仕事を体験することで、仕事への自信がつき仕事へのストレスを少しずつ減らすことができます。
また、職場体験によって自分に向いている仕事を確認でき、転職・就職活動に弾みをつけられますよ。
就労移行支援事業所の選び方
ここまで40代で転職・就職するための就労移行支援を利用した就職活動について解説してきました。
ただ、すべての就労移行支援事業所が自分に向いているサービスを提供するとは限りません。この章では40代のあなたにあった事業所選びのコツについて解説します。
プログラムの内容を確認する
就労移行支援事業所を選ぶときは支援プログラムの内容を確認することが重要です。
なぜなら、すべて事業所が自分にあった支援プログラムを行っているとは限らないからです。特に仕事で役立つ知識やスキルの訓練は事業所によって違いが出るポイントです。
知識・スキルの習得訓練には下記のようなものがあります。
- ビジネスマナー
- コミュニケーションスキル
- パソコンスキル
- 事務スキル
また、知識やスキルの習得訓練ではなく、パンづくりやクリーニング作業などの作業体験が中心の事業所もあります。
事務職を目指している方にとってはあわない事業所ですが、軽作業の職種を目指している方にとっては理想の事業所です。つまり、自分にあった事業所をみつけるためにも、支援プログラムの確認が重要なのです。
就職率や職場定着率も重要
就労移行支援事業所が公表しているサービス利用終了者の就職率や職場定着率も重要な指標です。なぜなら、就職率や職場定着率が低いと就労移行支援を利用した意味がないからです。
実際、就労移行支援事業所の就職率や職場定着率は事業所によって開きがあり、就職率が0%の事業所もあれば80%の事業所もあります。
就労移行支援事業所に通っても、就職もできず職場に定着もできないでは通う意味がないといえます。特に40代の方にとっては貴重な時間が無駄になるのです。
就職率や職場定着率は事業所のホームページで公表していることが多いのですが、ないようなら事業所見学の際に確認してください。
おすすめの就労移行支援事業所はチャレンジド・アソウ!
就労移行支援事業所選びで迷っている40代の方にはチャレンジド・アソウをすすめます。なぜなら、40代の方の支援実績が多く、就職率や職場定着率も高いからです。
チャレンジド・アソウに通うサービス利用者のうち、全体の17%以上が40代で50代も10%以上います。
また、就職率が80%以上、就職後6ヵ月の職場定着率が90%以上と高水準を維持しています。40代からの転職・就職活動に後悔しないためにも、チャレンジド・アソウを利用しましょう。
まとめ
40代の方が就労移行支援を利用して転職・就職を目指すためにも、まずは就労移行支援の内容について理解することが重要です。
そして、40代の方が転職・就職に成功する方法は、就労移行支援事業所スタッフとともに自分自身を理解することです。
また、就労移行支援事業所選びについては、支援プログラムを確認して自分にあった事業所を選らびましょう。また、40代であることを踏まえて、就職率・職場定着率の指標も重視してください。