障害者の方の就労移行支援
就労移行支援事業所の利用の前にまずは就職率のチェックが必須。その訳とは

就労移行支援事業所の利用の前にまずは就職率のチェックが必須。その訳とは

就労移行支援制度に関して、就職率と定着率、この二つの言葉をご存知ですか?

就労移行支援における就職率とは就労移行支援制度を利用後、就職できた人の割合。

定着率は同じく就労移行支援制度を利用後、就職に成功し、さらに一定期間継続して仕事を継続できた人の割合です。

今回はこの二つのキーワードを元に就労移行支援事業所選びの際にぜひ抑えておきたいポイントについてお話していきます。

就労移行支援制度とは

就労移行支援制度とは身体障害や精神障害などの障害を持つ方や難病を抱えている方の一般企業への就職をサポートするためにできた制度のこと。

制度の対象者は18歳以上、64歳までの方。そして一般企業への就職が身体やスキル面で可能である、また就職の意思がある方となります。

制度の利用期間は原則2年間。費用は前年度の世帯収入によりますが、9割近い方が無料で利用できるので非常に人気の制度です。

この就労移行支援制度のサービスを受けることができるのが就労移行支援事業所。全国に3,400ヵ所以上あるので日本全国、どの地域にいても通うことが可能です。

就労移行支援制度を利用する前に知っておきたいこと

就労移行支援事業所は全国に3,400ヵ所以上あるとお伝えしましたが、それだけたくさんの就労移行支援事業所があると選ぶのがかえって難しかったりもします。

その様な場合に知っておきたいのがいくつかの就労移行支援事業所選びのポイント。

このポイントを抑えておくことで就労移行支援事業所選びに失敗しにくくなります。

就労移行支援事業所選びの確認ポイントは4つ

  1. 自宅から就労移行支援事業所まで通いやすいか
  2. 自分が必要とするカリキュラムやトレーニングが受けられるか
  3. 事業所の施設内の雰囲気は良いか
  4. 就労移行支援事業所が就職率と定着率を発表して、かつ実績があるか

これら4つのポイントはどれも就労移行支援事業所選びに欠かせません。

自宅から就労移行支援事業所まで通いやすいか

就労移行支援制度を利用される方はもちろん障害や難病を抱える方になります。
障害や難病を抱えていると就労移行支援事業所まで通うのが大変な場合が多いです。

就労移行支援事業所を選ぶ際には自宅からなるべく近く、公共機関の利用が最小で済む様に選ぶのが良いでしょう。

自分が必要とするカリキュラムやトレーニングが受けられるか

就労移行支援事業所に通う目的は一般企業への就職を実現し、職場に長く継続して勤められるか(職場定着できるか)です。

まず希望する就職を実現するために就労移行支援事業所でビジネススキル習得やビジネスマナーなどを学ぶのですが、これらカリキュラムが用意されているかを確認する必要があります。

例えば、事務職を希望するのであればExcelやWordなどを学ぶことができるか、Webデザインを希望するのであればデザインに関するカリキュラムがあるかなどです。

事業所の施設内の雰囲気は良いか

最短で数ヶ月、最長で2年間、就労移行支援事業所に通うわけですから、事業所の施設内の雰囲気が良いかは大事なポイントです。

雰囲気に関してはスタッフに活気があるか、利用者の男女比が偏りすぎていないか、年齢層はバランスが良いかなどを考慮すると良いでしょう。

就労移行支援事業所が就職率と定着率を発表して、かつ実績があるか

そして本題である就職率と職場定着率です。

こちらは詳しくお話しする必要があるので次の項目で解説します。

就職率と職場定着率について

これまで挙げてきた就労移行支援事業所の選び方はどれも大事ですが、就職率と定着率も必ず抑えておきたいポイントです。

就職率とは

就労移行支援制度を利用した人の中から実際に就職に成功した人の割合のこと。もちろん高い方が就労移行支援事業所としては優秀になります。

職場定着率とは

職場定着率とは就職後、一定期間にどれくらいの割合で継続的に働くことができているかという数字です。

この職場定着率は就労移行支援事業所によっては3ヶ月や6ヶ月など期間はまちまちですが、目安としては1年以上のデータを参考にするのが良いでしょう。

もちろん職場定着率も就職率と同じく高い方が優れた就労移行支援事業所と言えます。

就職率も大事だが職場定着率が良いことはもっと重要

就職率はもちろん高いに越したことはないですが、職場定着率はもっと重要です。

なぜかというと、就職は就職先に「満足している」「満足していない」にかかわらず、就職に成功した人の割合が計上されるからです。

つまり、希望する就職先に勤めることができた方も希望に沿わずになんとなく就職した方もこの就職率の中に含まれる訳です。

もちろん就職率に含まれる全ての方が希望する職場に勤めることができたのかもしれませんが、そうではないかもしれないのです。

そこで注目したい実績が、どれだけ仕事を継続できたかを表している職場定着率。

いわば職場定着率は「どれくらい就労移行支援制度利用者が満足して働き続けられるか」を示す数字実績ともいえるからです。

【データ】就職率と職場定着率はどれくらいが平均?

就職率を見てみると、平成27年度社会福祉施設等調査によるデータでは全国平均は22.4%となっています。

そして就職に成功した方の職場定着率はどれほどかというと、2017年の障害者職業総合センターが調査した「障害者の就業状況などに関する調査研究」では1年後の職場定着率は発達障害の方で約7割、精神障害者の方で約5割となっているというデータがあります。

そう考えると就職率や職場定着率が高い就労移行支援事業所に人気が集まりやすいのも当たり前ですね。

逆に就職率や職場定着率が低い事業所を利用してしまうのはかなりリスキーだと言わざるを得ません。

なお、この記事を監修しているチャレンジドアソウの一般企業就職率は85.7%、職場定着率は90%と全国平均をかなり上回る実績を残しています。

なぜこれほど事業所で就職率の高い、低いがある?

なぜこれほど各就労移行支援事業所で就職率に差があるのでしょうか。

それは一人一人に合わせたカリキュラムを用意しているか、または各自治体にあるハローワークや人材派遣事業所と強いつながりがあるか、そしてスタッフの熱意が高いかの違いと言えます。

就労移行支援事業所に通う方は障害や病気を抱えた方ですが、障害と一言に言っても精神障害、身体障害、発達障害など様々。

それに年齢や性別、経験の差など様々な条件が重なります。

その様な複雑な背景を持つ方にどれだけ寄り添えるか、そして必要となるカリキュラムを用意できるかが良い就労移行支援事業所とおすすめできない就労移行支援事業所の差と言えるのではないでしょうか。

もちろんおすすめできない就労移行支援事業所は就職率や職場定着率にも如実に結果や実績として現れてきます。

また各自治体にあるハローワークや人材派遣事業所と強いつながりがあるか、これも大切。

もちろん就労移行支援事業所は職業斡旋所ではないので、直接仕事や職場を紹介したりはしませんが、ハローワークや人材派遣会社と密なコミュニケーションをとり、一人一人の希望する職業を見つけるお手伝いができる就労移行支援事業所でこそ、結果として就職率が高くなります。

それらを支えるのは就労移行支援事業所のスタッフの熱意が必要であるのは言うまでもありません。

記事まとめ

いかがだったでしょうか。今回は障害や病気を抱える方が、一般企業への就職のために就労移行支援事業所選びの際になぜ就職率や定着率に注目するべきかをお話いたしました。

実際に就労移行支援事業所は各地方自治体にたくさんあるので、選ぶのは非常に大変です。

しかし就職率や定着率などの実績は判断基準として確かなものなので就労移行支援事業所選びの大きな手助けとなるのは間違いありません。

これから就労移行支援事業所選びをされる障害や病気を持つ方はぜひ就職率や定着率の実績をチェックされるのをおすすめします。

まずはお気軽にお問合せください。

みなさんに安心してご利用いただくために、チャレンジド・アソウでは事業所見学や体験利用をおすすめしています。
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