就職者の声ー『Tさん』【30代/精神障害/男性/事務職】
見学・利用開始前
▼利用前はどんな悩みがありましたか?
・自分がどんな仕事がしたいか分からない
・新しい環境に慣れるのが苦手だということ
・人とコミュニケーションをとるのが苦手
などの悩みをかかえていました。
利用開始してから
▼見えてきた課題
声が小さく、返事が聞こえにくいということがありました。
自己肯定感が低く、積極性に欠ける部分もあり、質問することはできましたが
相談をすることができませんでした。
緊張感が強く、自分からコミュニケーションを取る事ができませんでした。
▼取り組んだこと、どのように克服しましたか?
苦手なことを整理し、先に伝えることで自分から話せるようになったことです。
最初に支援員との信頼関係を構築するために、小まめに声をかけてもらった際や、
面談で気持ちを整理しました。
少しずつコミュニケーションが取れるようになり、
緊張感が緩和されて人前でも声が出るようになりました。
実習を通して
▼実習先と業務内容
大阪府内にある特例子会社での実習でした。業務内容は、「請求書のデータの確認業務」です。
入力されたデータに間違いがないかを確認する業務ですが、確認の精度がかなり求められる現場でした。
初めは挨拶や声の大きさなどコミュニケーションの面で課題がありましたが、
少しずつ他の実習生とも話をすることが多くなり、緊張が解けるのも早かったのが良かったです。
▼実習を通して学んだこと、気づいたこと
自分が苦手としている部分を整理してから相手に意思を伝えることで、
周りから話しかけてくれることが増えました。
カリキュラムのトレーニングで学んだことを行動してみると
新しい環境に入りやすくなったと感じています。
そして、相手の人柄にも着目することが大事だと学びました。
実習先の社員の方や、同じ立場の実習生とコミュニケーションが
とれることで、改めて働く環境が大事だと感じました。
就職活動を進めるうえで、自分のやりやすい環境を見つけことが大切だと思います。
就職活動
▼どのように現在の会社に就職しましたか?
目標にしていた希望業種の実習先での評価が高く、面接を受けることになりました。
最終面接へと進み、内定が決まりました。
業務でイレギュラーなことが起こると困惑することもありますが、少しずつ理解していくにつれ
安定して取り組めるようになったと思います。
▼現在の仕事内容を教えてください。
請求書がお客様に間違いなく届くように、封筒と内容物に間違いがないかの確認作業がメインです。
請求書がメールで届き、何件それを受けたのかを入力する作業も行っています。
現在の職場ではリーダーを務めており、新人社員に仕事を教えています。
▼今後仕事でチャレンジしたいこと
今の職場全体でも挑戦していることですが、効率化を意識して業務改善を行っています。
私自身もそこに積極的に参加しており、自分自身のことだけでなく
周りの人が仕事しやすい環境を作っていきたいと思っています!
▼労移行支援事業所で学んだこと、仕事に活かしていること
日学んだことを仕事にどう活かして働いていくかを考えるようになりました。
日々のカリキュラムの記録を毎日残すことで、自分の得意・不得意を把握できたと思います。
今はただ言われたとおり働くだけではなく、「自分で考えて働く」ことを頑張っています。
定着支援
▼チャレンジド・アソウが現在行っている支援
職場でも非常に上手くいっており、安定している為、定期的な訪問や面会は実施していませんが、
事業所の交流会イベントに参加頂き、変わりがないか近況を伺っています。
いつでも相談できる環境があることは、Tさんが安心して働くことにつながっていると思います。
Tさんが通われていた事業所はコチラ!
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ぜひご覧ください。