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ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは

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近年、発達障害の一種として広く知られるようになったADHD(エーディーエイチディー)は「注意欠陥・多動性障害」を略した名称で呼ばれている脳機能障害の一つで、精神発達障害に分類されています。

 

発達障害は言葉を話したり、聞いた言葉の意味を理解するなど、物の考え方や脳の前頭葉の機能に異常があると考えられ、行動をコントロールさせる働きや注意に関しての機能に偏りが見られる障害です。

 

ADHDの特徴が日常生活に及ぼす影響

 

 

子供の頃から見られるADHDの特徴は日常生活の中で悩みとなり、長年にわたり本人は自分なりに工夫や対策を考えて取り組みますが、解決に至らずうまくいかず困ることが多いのです。

 

不注意・多動性・衝動性の3つの面でどのようなことに困っているのか具体的な例を挙げてみましょう。

 

不注意が主となる特徴

すぐに気が散って集中できない

興味のまま目についた

もの、思い出した事に対して注目してしまい、集中力を持続することができません。例えば、待ち合わせや大切な仕事の納期が迫っている時でも、途中で興味を引くものを見つけると注意が逸れ、やりかけのまま放ってしまうことがあり、本来の目的を忘れてしまうことがあります。

 

また、料理をする際も鍋に火をかけたまま別の事に集中してしまうという事例も数多くあります。

 

整理整頓・片づけができない

必要な物、いらない物、保存しておく物といった整理整頓の判断が苦手なため、物をため込みがちです。周囲から片づけるよう促されても一つの場所に物を押し込む、移動させるといった方法で解決しようとする傾向があります。

 

本人は「このままではいけない」と片づけに取り組むも、目の前に広がるたくさんの物に気を取られて結局片づけを遂行できないことで困ることがあります。

 

忘れ物やなくしものが多い

学校や職場でも忘れ物が多く、必ず必要なものを忘れたり同じ物を何度もなくしたりすることがあります。人から物を借りていることを忘れてしまうことでトラブルが起こり、人間関係がこじれてしまうことも少なくありません。

 

多動性の特徴

じっとしている事が難しい

じっとしている事や黙っていることが苦手で、静かにするように指導されてもおしゃべりをやめられない、座っていられず立ち歩くといった多動が見られることがあります。

 

育った環境や症状の度合いにもよりますが、大人になるにつれ過度な多動はある程度落ち着くとされていますが、それでもじっとしていることは苦手で、そわそわしてあたりを見まわす、イライラした気持ちが貧乏ゆすりなどの行動に出てしまうことがあります。

 

衝動性に関する特徴

反射的に行動してしまう

衝動性は興味の対象となるものを見て感じた瞬間に反射的に行動してしまう特徴の一つです。行動のコントロールができないため、自分の番が来るまで列に並ぶことや、順序ごとに取り組むことが難しく、同じことを繰り返すのが苦手です。

 

例えば、道路を挟んだ向こうに友達を見つけるとすると、声をかけたいために危険を顧みず飛び出してしまうといった事例も衝動性の一つです。

 

マルチタスクをこなせない

様々なものに目移りして衝動的に複数の作業はじめますが、優先順位が付けられない、集中できないという症状が重なり、結局どの作業も完成させることができないという例もあります。やるべきことをリスト化し、自分のペースで「一つずつ」こなしていくことがカギとなります。

 

ADHDの脳の働き

短期記憶の働き

ADHDは短時間の記憶の保持が難しいとされています。例えば出かける際にカギを忘れて部屋に取りに帰るとします。すると、カギよりもその周りにあるモノへ注意がひかれ別の事を考えてしまい、これから出かけること、カギを忘れて取りに来た事を忘れてしまうのです。

 

うっかりミスは誰にでも起こり得ますが、ADHDの場合はそれが常に起こる為、社会生活に影響が及ぼされるのです。

 

脳内物質の分泌の不足

ADHDの人の脳の働きでは脳内の神経伝達物質である「ドーパミン」や「ノルアドレナリン」の働きが不足傾向であることがわかっています。

 

ドーパミンは、注意力、集中力、モチベーションといった「行動」を起こす際に重要な役割を果たしており、これらの神経伝達物質が十分に分泌されていない場合、脳は分泌に繋がる刺激を求めて過度な飲酒、喫煙、過食、スピード運転、不倫や衝動買いといった不健康かつ危険に繋がる行動を起こしてしまうと考えられています。

 

ドーパミンを増やすには運動・睡眠が良いとされています。体を動かした後は心拍数や呼吸も大きくなるため興奮状態になりドーパミンが分泌されるのです。

 

時間感覚の違い

ADHDの子供と、そうでない子供では時間の感覚が違うと言われています。海外の脳神経科学者によれば、子供たちに数秒の時間をカウントする研究を施したところ、ADHDの子供は時間の流れが速く感じているとわかりました。

 

ADHDの子供にとって1秒の感覚は定型発達の子供に比べて短く感じるため、学校や職場といった時間的な拘束がある場面ではとても長く感じるのです。拘束時間内の時の流れに退屈さを感じるにつれ、注意が散漫になり、自制心が欠如し「落ち着きがない」と言われる行動に出てしまいます。

 

 

ADHDに適した就職・働き方

仕事でケアレスミスを連発する

ADHDの人はその症状から「ケアレスミスが多い」とされていますが、ミスの頻度が非常に多く「仕事を任せられない」と判断され解雇されるケースが非常に多いです。同じミスを再度行わないよう本人は多様の努力を重ねますが、注意深くしていた事に関しても細かい部分での見落としがあり、仕事が雑だという評価をされることがあります。

 

ADHDの人は情報を一時的に保つ「ワーキングメモリー(作業記憶)」が少ないとされているためメモをとることが必要になりますが、書き取ったメモを読み返しても詳細がわからない、整理して書くことが苦手なためにぐちゃぐちゃなメモになってしまい、一つの仕事を遂行することが難しいとされているのです。

 

ミスを恐れ、焦り、プレッシャーがかかる生活を送ることで心身ともに疲弊してしまい、働く意欲を失って自尊心やモチベーションが低下してしまいます。

 

適した働き方の見つけ方

ADHDは運転・操縦などの継続的な集中を要する業務、医療現場などミスが直接命に係わる業務、接客などの臨機応変さが必要となる仕事は向いていないとされていますが、症状の程度や性格などから一概には言えません。苦手なこと、得意なこと、体力面に適した雇用条件など、自分に適した働き方を理解することで長く働き続けられる職に就くことができます。

 

避けるべきなのは「向いていない」とわかっている業種で「次の職場はうまくいくはずだ」と考え、同じ理由で入退社を繰り返すことです。

適職に就き、働き続けるためには専門医やカウンセラー、就労支援機関といった専門機関に相談しましょう。

 

就労支援機関の就労移行支援事業所では、自己理解を深めて自分のADHDの特性を見つけ出し対処方法を学ぶことができます。仕事で必要となるメモの取り方や、ワーキングメモリーを増やす訓練、ビジネススキルや職場でのコミュニケーションの取り方などのトレーニング受けることができます。

 

ADHDの人が働き続けるには、専門機関での相談相手を持つことと、特性に対する理解と対処法を知っておくことが重要といえます。

 

ADHDかもしれない、と思ったら

<ADHDの特徴により懸念されること>

ADHDは一見は問題がなく、大人になるまで診断が見過ごされることもあります。不注意、多動性、衝動性といった行動は発達障害がない子供にもよくみられるため、診断が困難という面もあるのです。

 

周りから障害という認識を持ってもらえず、その特性で子供の頃から大人になるまでにいつも叱咤され、乱暴者、怠け者、努力不足といったマイナスの評価を受け続けることで自己肯定感が低下し、二次障害で精神疾患を併発することも多くあります。長年の悩みから、診断された人は「ほっとした」「自分の努力不足ではなかったことで嬉しかった」と安堵することが多くあり、医師の診断は二次障害を軽減し、前向きに生きるきっかけにもなるのです。

 

しつけや教育が原因ではない

一方で、保護者にあたる人は厳しく接するも周りからは「子供のしつけができていない」「育て方に原因がある」と否定的な評価を受け続けて悩み、大きなストレスを抱えることがあります。

 

ADHDの症状に理解を深めるためには、まず悩みや不安を医師に相談し、特徴を知ることで正しいサポートにつなげることができ、当事者や保護者の人も過ごしやすくなります。

 

社会から遠ざかる前に

ADHDの症状に悩んだら自己判断せず、精神科で医師の診断を受ける事から始めると良いでしょう。手術や治療はありませんが、症状を自覚してコントロールすることや、習慣をつけるトレーニングをすることで少しずつ能力を伸ばしていく事が可能です。

 

また、症状を軽減させる薬を服用することで落ち着いて物事に取り組むことができ、周りの人とうまくいかなかった関係性の悪循環から抜け出して成功経験を重ね、うつ病などの二次障害を防ぐことにも繋がります。

 

ADHDは脳の機能障害の一つですが、症状が出ることが障害ということではありません。症状が出ていても生活上に問題がなければ障害にはならないのです。ADHDの症状とうまく付き合っていくためには、専門機関で正しい対処法を学んでいく事が大切なのです。

 

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